北京
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中国大使夫人の汪婉参事官
3月8日の国際婦人デーを前に、東京都内にある中国大使館で27日夜、記念式典が行われました。日本の片山さつき内閣府特命担当大臣(地方創生、規制改革、男女共同参画)や阿部俊子外務副大臣、福田康夫元首相の貴代子夫人ほか日本各界の代表や、中国大使館の程永華大使夫妻ら中国側関係者300人余りが出席しました。この式典は9年連続での開催です。
式典では、程大使夫人の汪婉参事官が歓迎の挨拶をし、「両国関係がさらに発展し新たな打開をするには、国民感情の改善、心の触れ合いが大切だ。私たち女性は色々な場で遠慮しがちだが、よき隣人を作ることや心の絆を持つ面では、何一つ遠慮する必要はない。中国と日本、そしてアジア、さらに世界の平和、発展、繁栄を守るために、私たち女性が天の半分を支え、力を発揮してまい進していくべきだ」と述べました。
また程大使も、「両国の女性は、中日関係が冷え込んでいた時期に優しさや辛抱強さを生かして積極的に交流を続けた」と高く評価し、乾杯の音頭を取りました。
そして、貴代子夫人ら日本各界の女性代表が、国際婦人デーの由来を改めて振り返り、それぞれの分野における取り組みを紹介し、女性の持つ包容力のある「母性」を生かして、平和を作りあげるよう呼びかけました。
中国大使館の女性外交官による合唱
さらに、中国大使館の女性外交官が、日本人が大好きな中国の歌「大海啊故郷(海よ、ふるさと)」と、日本の有名な童謡「故郷」を合唱しました。出席した女性たちも美しい歌声に合わせ、会場は和やかな雰囲気に包まれました。
(文・写真ZHL)