北京
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23/19
北京日本倶楽部の主催による「第6回中日友好故郷(おくに)自慢歌合戦」が23日、日本大使館多目的ホールで開催されました。年明けの北京の恒例イベントである歌合戦は2019中日青少年交流推進年認定事業の一環でもあり、大学生たちや子供連れの家族チームが多く出場する様子も見受けられました。今年は計41都道府県の代表がそれぞれの郷土の誇りを胸に熱唱しました。
日本大使館の四方敬之公使
日本大使館の四方敬之公使は開幕の挨拶で、「本日は心ゆくまで歌い、共に楽しみ、大いに盛り上がっていただければと思う。皆様の歌声が本年と日中関係の発展を更に後押ししてくれるものと確信している」と語りました。
向井保夫委員長
日中友好故郷自慢歌合戦実行委員会の向井保夫委員長は、「今年41チームのうち、21チームのメンバーが中国の方のご参加をいただいている。この歌合戦を通じて、日中友好の絆がさらに深めれば我々としてもありがたい」と話しました。
アーティスト董芷依さん
また、都道府県代表選手によるパフォーマンスのほかにも、アーティスト董芷依さんがゲストとして登場し、日本の女性歌手・大塚愛の歌「甘えんぼ」を披露しました。
優勝者王慧さん
今大会では、3位、準優勝、優勝に加えて、素晴らしいパフォーマンスのチームに送られる特別賞が5つ設けられました。優勝に輝いたのは富山県代表の王慧さん(曲:「逢いたくていま」)でした。優勝コメントでは「桂林で日本人向けの観光ガイドをしている叔父の影響で、日本語学習を始めた。本当は叔父と一緒に今回の歌合戦へ出場する約束していたが、残念ながら末期ガンで亡くなってしまった。病床に伏せりながらも歌合戦の出場をずっと励ましてくれた」と語りました。王さんは去年の歌合戦では準優勝でしたが、今年は叔父の想いと共に歌を披露し、優勝を勝ち取りました。(取材:とんとん&星)
特別賞を受賞した宮崎県代表
歌と太極拳をコラボしたパフォーマンス
特別賞を受賞した静岡県代表