北京
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自らの作品「ブラックスワン」を前にした王涵さん(写真提供:本人)
フランスの首都パリのグランパレ(Grand Palais)で今月12日から17日まで、世界の芸術家の祭典とも呼ばれる総合展示サロン「アールキャピタル」が開かれました。フランス文化省や国立博物館、パリのグラン・パレ・ナショナル・ギャラリーなどの共同開催で、世界各地から2000人余りの作品が一同に会しています。この中で、パリに留学中の中国の若手アーティスト・王涵さんが3回目の出展を果たしました。
王さんの作品は油絵の「ブラックスワン」です。リアリズムの手法で予測できない出来事が社会に与えた大きな影響を描き、常に危機意識を持つことを強調します。
王さんは清華大学美術学院を卒業し、現在はパリの大学で中国古代の仏教の像に関する研究をしています。大胆かつ抽象的なタッチで宇宙と人の心を作品に溶け込ませています。(殷、森)