北京
PM2.577
23/19
聞き手:王小燕、梅田謙
昨秋、惜しまれながら逝去した、中国を代表するヴァイオリニスト・盛中国さん(1941‐2018)の生涯について、奥様であるピアニストの瀬田裕子さんに伺います。お二人は、音楽を架け橋に中日の友好増進に取り組んで来られたゴールデンコンビ、おしどり夫婦としても知られています。
今回は、故郷・新潟県三条市で、子どもの時から盛中国さんと瀬田裕子さんのコンサートに足を運んでいたという、CRI日本人スタッフの梅田謙も聞き手に加わりました。三条市は瀬田さんの母親の実家であるため、縁あってこれまで20年あまりにわたって、毎年恒例行事のようにお二人のコンサートが開催されてきました。
シリーズインタビュー1回目の今日は、盛中国さんの生まれた家庭、名づけの由来、戦乱の中で過ごした子ども時代に、モスクワ留学と「下放」された青春時代にフォーカスしてお送りします。
防空壕の中にまでヴァイオリンを持ち込んで練習を続けていたという父・盛雪さん。その教え子たちの指導を受けた音楽家が、今も全国各地にいます。そして自身も、ソプラノ歌手の妻と共に11人の子どものうち9人をヴァイオリニストに育て上げました。
その長男である盛