北京
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今月8日から18日にかけて開催されている第69回ベルリン国際映画際では、数多くの中国映画が出品されており、今回は「チャイナ・イヤー」とまで呼ばれています。
『一秒鐘(One Second)』
『恐竜蛋(Öndög)』
『地久天長(So Long, My Son)』
メインのコンペティション部門では、張芸謀(チャン・イーモウ)監督&張譯(チャン・イー)主演による『一秒鐘(One Second)』(2019)、女性の全裸死体が見つかった内蒙古の大草原を舞台に男女のラブストーリーを描く王全安(ワン・チュエンアン)監督の『恐竜蛋(Öndög)』(2019)、王景春(ワン・ジンチュン)や咏梅(ヨンメイ)、杜江(ドゥー・ジャン)、王源(ワン・ユエン)、斉渓(チー・シー)らが出演する王小帥(ワン・シャオシュワイ)監督の『地久天長(So Long, My Son)』(2019)の3作品がノミネートされています。ベルリンではかねてから中国人監督の作品が高く評価されていますが、コンペティション部門で3作もノミネートされたのは異例のことです。
『風中有朶雨做的雲(The Shadow Play)』
『再見,南屏晚鐘(A Dog Barking at the Moon)』
『過春天 (The Crossing)』
『はじめての別れ(原題:第一次的離別)』
さらに、パノラマ部門には、婁燁(ロウ・イェー)監督の新作『風中有朶雨做的雲(The Shadow Play)』(2018)と相梓(シャン・ズー)監督の新作『再見,南屏晚鐘(A Dog Barking at the Moon)』(2019)が、ジェネレーション部門には新鋭女性監督・白雪(バイ・シュエ)の新作『過春天 (The Crossing)』(2019)と去年の東京国際映画祭にも出品された王麗娜(リナ・ワン)監督の『はじめての別れ(原題:第一次的離別)』(2018)がそれぞれ選ばれています。
なお今回は、フランスの人気女優ジュリエット・ビノシュがコンペティション部門の審査委員長を務めています。
(ミン・イヒョウ 森)