北京
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1時間目 大晦日「除夕(大年夜)」
2019年の春節は2月5日から始まります。その前日(2月4日)は「除夕」又は「大年夜」と呼ばれ、日本の大晦日に当たります。除夕は、清明節、七月半(お盆)、重陽節と並んで、中国ではとても大切にされる祝日です。
除夕の夕食は、「年夜飯」と呼ばれ、皆が大事にしている時間です。地方や海外にいる人たちはできるだけ実家に戻り、家族全員そろって年夜飯を食べる習慣があります。中国人の意識の中で、一家が食卓を囲んで年夜飯を食べることは最高の幸せです。年夜飯のメニューは、それぞれ異なるもののほとんどの家庭では、豪華な食材を使って食べきれないほどの料理を作ります。ただその中に必ずあるのが魚料理です。魚は中国語の「余」と同じ発音で、新しい一年もお金や財産が余ることを願うという理由があります。また、主食として、北方地域では餃子を食べますが、揚子江以南の地域では、ご飯類を食べるのが一般的です。
この時間では、除夕について年夜飯のほか、貼春聯、貼年画、貼福字、掛灯籠、祭祖、放爆竹、圧歳銭、守歳、拝年などの伝統行事を詳しく紹介します。是非、お聞きください。
2時間目 二十四節気「立春」
二十四節気の最初の節気は立春です。今年の立春は2月4日で、この日は大晦日でもあります。ちょうどこの2つが重なるため、祝日としてのムードがより一層濃くなっています。
立春の時期に北方では、「噛春」という習慣があり、この日に大根を食べます。一方、南方地域では、春巻を食べる風習があります。健康面においては、肝臓を労わることが大切です。自然のルールに従って、夜は早く寝て朝は早く起きる、怒らずに楽しい状態を維持することが体に良いとされています。(まとめ:任春生)