北京
PM2.577
23/19
日本の体操男子チームが中国との合同練習のため、北京を訪れています。30日にメディア向けに合同練習の様子が公開されました。合同練習では、両国のコーチが交互に指導し、内村航平、肖若騰など両国を代表する選手らが携帯の通訳アプリを介して楽しくコミュニケーションを取る様子が見られました。
合同練習の実施について、中国国家体育総局体操運動管理センターの繆仲一主任は、「スポーツマンが優勝を目指すのは当たり前だが、使命感や責任感も必要だ。中国と日本の体操チームは試合の場ではライバルでも、試合が終われば友達である。スポーツは単なる勝ち負けだけのものではなく、人々がコミュニケーションを取る手段の一つなのだ」とコメントしました。さらに、「スポーツをやる上で技術は当然重要だが、スポーツ文化を理解することは、より大切だ」と述べました。
日本男子の水鳥寿思コーチは、「中国体操男子は特に平行棒やあん馬が強いが、今回の合同練習で訓練方法を沢山教わり、かなり勉強になった。また、力の訓練については、日本はあまり練習の重点にはしておらず、中国チームほど丁寧にやっていないが、中国の練習からヒントをもらった。東京オリンピックで優勝したい日本チームにとっては大変意義のあるものだ」と感想を述べました。
北京での練習終了後は、中国チームが2月11日から17日にかけて、東京を訪れて日本での合同練習を行う予定です。(閣、星)