北京
PM2.577
23/19
こんにちは、日本人スタッフの森です。ニュースでお伝えの通りに中国は間もなく大型連休の春節を迎え、一足遅い「年の瀬」を迎えています。この時期は各企業や団体が日本の納会に相当する「年会」を行ったり、忘年会をしたりします。そんな中、1月24日の夜に中国語の翻訳者が一堂に集まり、情報交流をしました。
日本人7人、中国人2人の総勢9人です。上写真の中央前列の男性がこの会を呼びかけた佐藤さんで、日本でも発売されている雑誌「人民中国」の出版社で翻訳の仕事をしています。この会の発足について佐藤さんは、「翻訳者同士の横のつながり」を広げることが主目的であると語りました。
また佐藤さんの趣味は推理小説で、中国語でびっしり書かれた本を見せてくれました。今後は定期的にこうした交流会を行いたいとの意気込みも見せています。
この日私は、「中日翻訳ミニ講座」を開きました。その一部をご紹介しましょう。
以上のように、分かりやすく読みやすいように簡潔に訳すことを心がけています。出題形式で講義しましたが、参加者はみな翻訳業務に従事していることから返答も大変スピーディーでした。
数多く実施される日中交流の場でいつも思うのですが、中国人は積極的に言葉を学ぼうとしますが日本人は言語に消極的であり、通訳や翻訳業務はほぼすべて中国人に頼っています。しかし、日本人がしっかり中国語を理解して、分かりやすい文章で母国に伝えていくことが大切であると常日頃から感じていますが。(森 雅継)