北京
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【国産編】
流浪地球(The Wandering Earth)
公開日:2019年2月5日
監督:郭帆(グオ・ファン)
主演: 屈楚蕭(チウ・チュウシャオ)呉京(ウー・ジン)李光潔(リー・グァンジエ)呉孟達(ンマンタ)趙今麦(チャオ・ジンマイ)隋凱(スイ・カイ)
アジア初のヒューゴー賞を受賞し、オバマ前大統領もファンであると公言した中国の小説『三体』(2008)の原作者として知られるSF小説家の劉慈欣(リュウ・ジキン)、彼の小説の初映画化作品がいよいよ2019年の春節に登場!映画化に選ばれたのは、2000年に発表され、日本でも翻訳出版された短編『流浪地球(さまよえる地球)』です。本作は、太陽が数百年以内にヘリウム・フラッシュ(大爆発)を起こして赤色巨星化するという危機に直面した人類が、太陽系脱出の計画に乗り出すというドラマチックなストーリーで、予算1億元を超えたSF超大作に仕上がっています。主演は屈楚蕭(チウ・チュウシャオ)や趙今麦(チャオ・ジンマイ)といったフレッシュな顔ぶれですが、人気俳優の李光潔(リー・グァンジエ)や周星馳(チャウ・シンチー)映画でおなじみのベテラン俳優、呉孟達(ン・マンタ)が脇を固めており、中国で歴代最高興行を誇る映画『戦狼 ウルフ・オブ・ウォー(原題:戦狼2)』(2017)の呉京(ウー・ジン)も特別出演しています。メガホンを取る郭帆(グオ・ファン)監督は、中国第7世代監督の一人といわれ、その出世作である房祖名(ジェイシー・チャン)主演の映画『李献計歴険記』は2012年に韓国北西部の都市・富川市で開催された「富川ファンタスティック国際映画祭」に出品されました。「人気作家の初映画化×フレッシュなスタッフ&キャスト陣」から目が離せません。
【国産編】
飛馳人生(Pegasus)
公開日:2019年2月5日
監督:韓寒(ハン・ハン)
主演:瀋騰(シェン・タン)黄景瑜(ホァン・ジンユー)尹正(イン・ジョン)尹昉(イン・ファン)田雨(ティエン・ユー)
2014年に『後会無期(Continent)』で鮮烈な監督デビューを果たした中国のベストセラー作家、韓寒(ハン・ハン)。2017年の『乗風破浪(DUCKWEED)』に続き、その待望の監督作品第3弾が一般公開決定!監督自身がカーレーサーとしても知られていることから、今作は前作『乗風破浪』と同じくカーレースを題材にした作品となっており、しがない露店商の元人気レーサーが、栄えあるレーサー復帰を目指すも、事態は予想外の方向へと向かっていってしまうというストーリーです。主演に抜擢されたのは、今一番売れる俳優の瀋騰(シェン・タン)。寧浩(ニン・ハオ)監督の『瘋狂的外星人(Crazy Alien)』でも主演を務めているため、俳優としては、春節期間中に主演作2作が同時公開という前人未到の快挙を達成することに。共演は、2018年年間映画興行ランキングで1位に輝いた『オペレーション:レッド・シー(原題:紅海行動)』の黄景瑜(ホァン・ジンユー)のほか、尹正(イン・ジョン)、尹昉(イン・ファン)など注目の若手俳優が勢ぞろいしています。
(ミン・イヒョウ 謙)