北京
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2018年2月24日に日本で公開されたアニメ映画『さよならの朝に約束の花をかざろう』と2018年2月10日に公開された『今夜、ロマンス劇場で』が、この2月に中国で一般公開されることが決まりました。
さよならの朝に約束の花をかざろう(中国題:朝花夕誓——于離別之朝束起約定之花)
『さよならの朝に約束の花をかざろう』は、中国ファンの間で「岡媽」の愛称で親しまれる脚本家・岡田麿里の初監督作品で、十代半ばで外見の成長が止まる不老長寿の種族イオルフの少女マキアと、マキアに育てられ成長していく人間の少年エリアルの感動の物語。本作は昨年の第21回上海国際映画祭にすでに登場しており、同映画祭の最優秀長編アニメ賞にも選ばれています。中国タイトルは『朝花夕誓——于離別之朝束起約定之花』で、一般公開日は2月22日に決定。
今夜、ロマンス劇場で(中国題:今夜在浪漫劇場)
一方の『今夜、ロマンス劇場で』は、綾瀬はるかと坂口健太郎の主演によるラブストーリーで、メガホンを取っているのは、ドラマ『のだめカンタービレ』(2006)や映画『テルマエ・ロマエ』(2012)により中国でも人気の高い武内英樹監督です。本作は、日本公開に続き2018年4月に開催された第8回北京国際映画祭の一環であった「2018北京・日本映画週間」に早々に登場しました。同映画祭の舞台挨拶のため同作のキャストの一人、石橋杏奈とプロデューサーの上原寿一が訪中し、この映画の魅力を中国の映画ファンに向けて紹介しました。映画祭当初から中国でも話題となったこの作品が、1年経って待望の一般公開を実現。中国タイトルは『今夜在浪漫劇場』で、一般公開日は、この映画の雰囲気にぴったりの2月14日=バレンタインデーを予定しています。
翔んで埼玉(中国題:飛翔吧!埼玉)
なお、上海で今月行われた第2回「日本映画新作展(ジャパニーズ・フィルム・フェスティバル)」には、今年2月22日に日本で公開予定の武内英樹監督の最新作『翔んで埼玉』が出品され、話題になりました。本作もいずれ中国での一般公開を実現するのか、注目です。(ミン・イヒョウ 謙)