北京
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写真:会場の模様
四川省人民政府、日本の広島県、中国駐大阪総領事館の共催による交流イベント「中四国と四川の対話」が12日に四川省の成都で行われました。
四川省は日本との経済交流が活発になっており、中国西部における対日経済協力の一大拠点として、投資や貿易の面で中国中西部で上位に立っています。また、自動車製造、機械、情報エレクトロニクス、金融、小売業などといった分野でも日本と良好な連携関係を維持しています。四川省に進出している日系企業は550社を超え、トヨタ、ホンダ、神戸製鋼、セブンイレブン、日立など、世界の大手500社に数えられる40社以上が立地しています。四川省にとって日本は4番目の貿易パートナーであり、また消費市場も広大で潜在力を秘め、4億人以上に波及するとみられています。
イベントでは、大阪駐在中国総領事館の李天然総領事が挨拶し、「四川省は昔から『天府の国』と称えられてきた。産業体系が整い交通も整備され、対外開放の歴史が長く、ビジネス環境も優れている。日本の中四国は、自動車や関連部品の生産、食品加工、装備の製造、バイオ薬品などで先端技術を持っており、産業の層が厚いので、発展を求める四川省にマッチする。両地域は補完性が高く、十分期待が持てる」と述べました。
またイベントでは「中日友好四川宣言」が発表され、双方の交流と協力が一層拡大することになりそうです。(Lin,森)