北京
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23/19
中国と日本の学生による草の根交流の一環として2011年から始まった「中日友好成人式」が12日、北京にある日本大使館で開催されました。
今年で9回目となるこの成人式には、日本と中国の新成人約120人が参加しました。今年のテーマは「歩み~悠しい友人をたずねて~」です。会場では、中国人学生が振袖、日本人学生がチャイナドレスを身にまとい、さらに近年、大流行している漢服なども含めて、参加者それぞれが互いの文化へ思いを込めた華やかな姿で大切な日を迎えました。
祝辞を述べる日本大使館の横井裕大使
日本大使館の横井裕大使が来賓として挨拶し、「両国の若者は日中両国の架け橋になるだけではなく、世界の未来にとっても架け橋になっていくことを心から期待している。これからの時代の日本人と中国人が共に協力をし、世界の人々が直面する課題の解決に大きな力を発揮することを世界中は期待していると思う」と新成人たちへお祝いの言葉を送りました。
既成人代表
新成人代表
式典では既成人と新成人の代表たちが、人生の大きな節目を機に言動に責任を持つ必要があるなどと挨拶しました。その後、中日友好と成人を祝う恒例の鏡開きと書き初めが行われました。
鏡開き
スペシャルゲスト・段文凝さん(右)
また、去年に引き続き、日本で活躍する中国出身のタレント・段文凝さんがスペシャルゲストとして登場し、自身の中日にまつわる仕事経験やアドバイスなどを新成人に語りました。
中日友好成人式は北京日本人留学生社団(BJSA)が主催するイベントです。留学中のため日本で成人式に参加することができない日本人留学生と、日本文化に興味を持つ中国人の学生を対象に、互いの文化を理解し、交流を深めることを主旨としています。(取材:とんとん、星、張強)
新成人の記念撮影