北京
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取材・構成:王小燕
日本には、競技スポーツとしての武術に多くの日本代表選手を送り出してきた町があります。それは北海道江別市です。ここには、地元江別市を「武術の町」にしようと大きな目標を立てて、30年ほど取り組んできた有志がいます。
今回は2018年12月16日、北海道江別市民会館で行われた「日中平和友好条約締結40周年記念舞台『武術太極拳』in北海道」を取材してきました。このイベントは現在、日本武術太極拳連盟選手強化委員会のヘッドコーチの孫建明さんの企画、主催によるものです。孫コーチは1986年に北京から日本に渡り、現在は東京を拠点に活躍しており、武術の国際大会・日本国内大会で数多くのメダリストを送り出し、武術太極拳の日本での普及と発展に尽くしてきた指導者です。
今回の舞台は2017年、中日国交正常化45周年記念のために企画された東京・名古屋・関西の三大都市公演に続いて実施されたものです。中日両国の最高レベルを代表する選手に民間の太極拳愛好家、地元江別市を拠点とする「北海道中国武術倶楽部」傘下の選手など、総勢100人を超えるパフォーマンスとなりました。
北海道中国武術倶楽部所属チーム「カムイイメル」の皆さん
江別市は武術界の優秀なアスリートを輩出している土地柄です。これまでに大川智矢選手が2016年の武術ワールドカップの槍術で優勝し、村上僚選手は全日本武術太極拳選手権大会2016の「男子太極拳」で優勝し、2018年開催の第1回世界大学生武術選手権大会では銅メダルに輝きました。
北海道中国武術倶楽部・石山雅士館長(63歳)
大川智矢選手(25歳)
番組では江別市の三好昇市長、北海道中国武術倶楽部の石山雅士館長、世界チャンピオンの大川智矢選手の声をお伝えします。また、武術太極拳の舞台を見にきた親子連れ、中国武術を練習している小学生、太極拳教室に十数年前から通っている一般市民にもマイクを向けてみました。
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