北京
PM2.577
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日本のメディアは、内村航平選手を含む日本の男子体操の主力メンバーが来年1月下旬から北京で合宿すると報じました。また、中国有名な体操種目ブロガー「祝福体操小花們」も、このほどSNSを通じて、中日両国の男子体操の主力メンバーは「相互訪問」の形で交流を行い、1月末頃日本勢が北京で合宿を行った後、2月初め頃に中国勢が日本のナショナルトレーニングセンターを訪れて合宿を行うことを明らかにしました。
これ以前には、中国の女子体操チームが米国の一部のクラブとの合同合宿に参加したことがありましたが、男子チームがこのような交流活動に参加するのは初めてのことです。ロンドン五輪以来、中日両国の男子体操チームは相手のことを最大のライバルと見なし、技術面の交流は行われてきませんでした。ですが、両国の男子体操は得意種目と苦手種目に相互補完性があり、交流する機会をもつことは、お互いのためになることでもあります。
業界関係者は、「このような合宿交流は変化を求めるためのやり方だけでなく、選手にとってはある種激励にもなる」と指摘し、「もう一つの意義はロシア勢に対抗する機会を探ることにある」との考えを示しています。ロシア勢はドーハ世界選手権の決勝戦で12年ぶりにメダルを獲得、総得点でも中国勢と僅か0.049という僅差に迫る成績でした。これは、来る東京五輪が中日間での競い合いの場ではなくなることを意味するものであり、両チームが考えるべきは如何に互いに打ち勝つかという簡単な問題ではなくなっていることをも意味するものと言えるでしょう。(Lin、む)