北京
PM2.577
23/19
先頃、日本の松山バレエ団の総代表清水哲太郎氏が人民網のインタビューに応え、中国への思いや初めて中国を訪れた時の印象、そして中国との間における芸術交流について語りました。
清水氏は16歳の時、中国にわたり、指揮の勉強を始めた時から、中国に興味をもつようになったと語ります。当時、中国にわたるには、まず香港を経由し、広州に入り、そこから北京へと向かわなければなりませんでしたが、北京の人に迎えられた時の力強いハグに、強い感動を覚えたといいます。
また、清水氏は、「改革開放前の中国は、やる気にあふれ、一歩一歩歩みを進める国であり、改革開放後には世界中から様々な技術を導入し、自己発展を成し遂げた国に映っている」と語ります。
そして、これからの中国との芸術交流について、清水氏は「中国には何千年もの歴史があり、我々にとっては家族のような存在だ。だが、日本人は明治維新の時期から西洋文化に傾倒し、中国人を蔑視していた時期があった。私たちはこの歴史を背負い、芸術を通じて日本人の原罪を中国の皆さんに示し、中国の方々の信頼を勝ち取りたい。そのほかにも、私たちは中国の芸術界と手を取り合い、偉大な成果の獲得に努めたい。その皮切りとして、私たちは『白毛女』の公演を行う。日本人の心の底にある中国の人々への原罪を償う意味からも、『白毛女』は重要な作品となると思う。私たちはこれを中心に、中国の人々と未来を築いていきたい」と語りました。(む)