北京
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主演の綾野剛(左)と董天翼(ドン・ティエンイー)監督
日本の人気俳優・綾野剛が中国映画『破陣子(THE HOME FRONT)』の主演に抜てきされたことが分かりました。合作ではなく中国の完全制作による映画に日本人俳優が主演を務めるのは初めてのことです。
『破陣子(THE HOME FRONT)』先行ポスター
『破陣子(THE HOME FRONT)』は、同名の舞台劇を映画化したもので、話題となった社会派コメディ『驢得水(Mr. Donkey)』(2016)の姉妹編とされています。監督は、舞台劇でも監督と脚本を担当した董天翼(ドン・ティエンイー)が務め、綾野剛演じる平安時代末期の貴族が壇ノ浦の戦いで海に飛び込み、南宋の村人に助けられたあと、現地の女性と言葉や文化と国籍を超えて恋に落ちる物語となっています。ヒロイン役は、『おじいちゃんはデブゴン』(2016)や『胖子行動隊(Fat Buddies)』 (2018)などの宋佳(ソン・ジャー)です。
クランクイン式に臨む綾野剛
セリフ覚えに向けて3カ月前から中国語の勉強を始めたという綾野剛ですが、「微力ながらも両国の文化交流に貢献できることは大変光栄です」とコメントしています。なお、この作品は今月10日に中国でクランクインし、来年に中国で封切りの予定です。(ミン・イヒョウ 森)