北京
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ジェームズ・ワン(温子仁)監督(右)、主演のジェイソン・モモア(中)、ヒロイン役のアンバー・ハード
全世界のスーパーヒーローファンが待ち望んでいた『アクアマン』が来月7日に中国で封切りされます。これを控えて18日、北京でプレミア上映会が開催されました。メガホンを取ったジェームズ・ワン(温子仁)監督、中国でもはや「海王(アクアマン)」と呼ばれている主演のジェイソン・モモア、ヒロイン役のアンバー・ハードらがそろって登場しました。
ジェームズ・ワン(温子仁)監督
この作品は、DCコミックスのヒーロー「アクアマン」を主人公とするシリーズ映画の第1弾ですが、アクアマンは去年のクロスオーバー作品『ジャスティス・リーグ』に初登場していたため、今回は前作のスピンオフにもなります。海底帝国アトランティスの王女が母で、人間の血も引くアクアマンが、人類を守るためにアトランティスとの戦いに身を投じていく様子を描いています。日本では来年2月8日に公開予定です。
今回、初めて中国を訪れたワン監督はマレーシア出身の中国系で、幼少期にオーストラリアへ移住しました。自らのルーツを求める旅に大変興奮しています。2004年にホラー映画『ソウ』で頭角を現し、2015年の作品『ワイルド・スピード SKY MISSION』は世界的大ヒットを記録しました。上映式で「『西遊記』のファン」と公言したワン監督は「孫悟空は素晴らしいキャラクターだ。その裏に哲学的な人物像があって何度も励まされており、これからの作品には中国神話を取り入れようとも考えている。大人になる中でこうした中国文化の影響を受けており、ホラー映画ではすでに取り入れている」と話しました。
また、『アクアマン』の撮影については「水中撮影が一番きつくて、キャストも大変そうだった。また、クロマキーを使って水中にいるようなアクションをしてもらった」と制作の裏話を明らかにしました。(ミン・イヒョウ 森)