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1時間目 CRI時評&人材ボーナス&中日友好都市
【CRI時評】今十年前のトーマス・フリードマンの論評を読み返せば
最近、十年前に米国の作家トーマス・フリードマン氏が『ニューヨークタイムズ』紙に発表した論評『中米この七年』を思い出しました。 当時、北京五輪の閉幕式を見たフリードマン氏は、興奮覚めやらぬ様子でこの論評を記しています。「彼らが五輪の準備を進めている時、我々は『アルカイダ』対策に勤しんでいた。彼らがグラウンドや地下鉄、空港、道路、スタジアムの質を向上しようとしている時、我々は金属探知機、武装車両と無人探査機のレベルアップをはかっていた」。しかし残念なことに、それから十年が過ぎ去り、中国が改革開放の旗を掲げ、世界各国と人類の運命共同体の構築について協商、協業、共有の道を歩もうとしている今、米国はなお破壊の道を邁進し続けているようです。
<ライフマガジン>
話題1:人口ボーナスから人材ボーナスの時代へと
人材が欲しいという切実な願いがあり、経済モデル転換に対する大きな期待もある今、企業が早くから大学で人材を募集するというのは、国の政策、情勢の変化、地理的優位性、学校の方針などの要素が関係しているほか、中国の経済発展が伝統的な要素牽引型から、生産率牽引型へと転換していることを反映し、新しい発展方式はハイレベルな人材を必要としているとみられています。
話題2:中日友好都市の安定増加
第20回中日韓友好都市交流大会が先月、中国河南省開封市で行われ、「中日韓友好都市発展報告」を発表しました。今後、3ヶ国の友好都市が安定して増加する見込みです。今年は、中国と韓国の国交樹立26周年で、「中日平和友好条約」締結40周年でもあり、さらに、中日韓友好都市交流大会が開催されるようになって20周年の節目の年でもあります。そのため、中国人民対外友好協会と山東大学がアンケート調査や実地調査・研究、文献検索などを実施して、「報告」をまとめました。
2時間目:<チャイナ・シアター>(3)近年、海外進出に成功した国産ドラマ・映画
今月から<ハイウェイ北京>、月曜日の2時間目には、SPシリーズ<チャイナ・シアター>をお届けします。中国の映画やドラマの最新情報、そして、中日合作映画やアニメ作品などにスポットを当ててご紹介します。3回目は近年、海外進出に成功した中国のドラマや映画にクローズアップします。
昨年9月、中国国家新聞出版ラジオ・映画・テレビ総局など5つの部門が共同で発表した「ドラマの繁栄・発展をサポートすることに関する政策の通知」では、優秀な中国ドラマの海外進出をサポートすることに関する指導的意見が明確にされました。それ以降、中国のネットドラマの海外進出のペースが明らかに加速し、「白夜追凶(Day and Night)」や「無証之罪(Burning Ice)」など、ネットドラマ4作の著作権が海外に販売され、今年2月に中国の動画配信サイト・優酷が配信するギャング系ネットドラマ「反黒(OCTB)」が米映像ストリーミング配信事業会社・Netflixを通して、190ヶ国・地域に配信されました。これは、中国のネットドラマの北米における配信が大きな一歩を踏み出したこととみられています。