北京
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会場の様子
「笹川杯全国大学日本知識大会2018」が17日、18日に北京大学で開催されました。今年は全国109校の大学から327名の大学生が参加しました。
会場の様子
大会はクイズ形式で行われ、内容は日本の文学や歴史から音楽、アニメ、地理、風習など多岐に及びました。中には難しい問題もあり、正解すると会場から大きな拍手が起こりました。学生たちは個人戦と団体戦で競い、早押し問題や○×問題など、緊張感が漂う中で、一生懸命に日頃の日本に関する知識を競いました。
団体戦決勝では8校がしのぎを削り、対外経済貿易大学が優勝しました。今大会の個人賞の上位6名と団体賞上位3校の9名計15名の学生が、副賞として8日間の日本への旅に招待されます。
団体戦で優勝した対外経済貿易大学の学生は、「この夏から大会の準備を始めた。3人がそれぞれ集めた日本に関する知識をシェアし、チームワークがあったからこそ、勝利に結びついた」と感想を語りました。また、「指導教員の寺田昌代先生が、日本からお守りを買ってくれるほどまで応援してくれたから、よい結果を出すことができた」と感謝の言葉を述べました。
団体戦で優勝した対外経済貿易大学の学生
2004年から始まった「笹川杯全国大学日本知識大会」は、今年で15回目を迎えました。主催者の日本科学協会の大島美恵子会長によりますと、今年の新たな試みとして、日本の若者に中国のことを知ってもらうため、「全日本パンダ杯作文コンクール」と連携したということです。パンダ杯参加者の26名の日本人学生は日本から北京を訪れ、大会に参加して、中国の学生と交流を行いました。大島会長は「このような双方向の交流を今後も続けていきたい」と若者が築く中日関係の発展に期待を寄せました。(文、写真 王秀閣)