北京
PM2.577
23/19
6日間にわたって開催された中国国際輸入博覧会が、10日に閉幕しました。自動車パビリオンについて主催者側は、世界の自動車業界の融合が見られたと表現しました。
スロバキアの企業が展示した空飛ぶ自動車に対して、中国企業である宝能自動車が注目し、閉幕の日に両社は技術開発や製品の中国国産化などに関する戦略的事業協定を結びました。宝能は空飛ぶ自動車の中国での産業化を進めることになります。
ジャガー・ランドローバー 潘慶グローバルディレクター
こうしたクリーンで安全かつスマートな技術により、中国の消費者に優れた交通手段を提供したい。
トヨタ自動車は、電動化、スマート化、そしてインターネットを導入した最新の製品を展示しました。各国のメーカーが中国を軸に融合を進めていると述べています。
トヨタ自動車 寺師茂樹副社長
トヨタの持つすべての技術を中国に導入し、中国の消費者に豊かで便利な暮らしをお届けしたい。
主催者側によりますと、海外の各自動車メーカーはいずれも今回の輸入博を重視しているとのことです。
上海市国際貿易促進委員会の顧春霆副会長は「最初はセールスがメインだったが、最新の製品や技術を披露するまでに至った。各社とも、中国の更なる改革開放、市場の開放、そして技術のレベルアップを望んでいる」と話しました。(ヒガシ)