北京
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今月5日から10日にかけて上海で行われている第1回中国国際輸入博覧会は、世界初の「輸入」がテーマの国家級展示会で、国際貿易史上における一大イベントと言えます。130を超える国や地域から約3000社が出展している会場では、海外の中華系経営者や投資家の姿が目立っています。
ニュージーランドで約20年暮らしているという若手投資家の鄧蓬宇さんは、サービスや貿易、生産といった伝統的分野で活躍する他の中華系投資家とは異なり、3年前に「マジックランプ(魔法灯)」という越境ECプラットフォームを立ち上げて、ビジネスを開始し、順調な成果をあげています。
今回の出展について鄧さんは「中国が改革開放に力を入れるほどに、市場が良くなっていると実感している。これによって、私たちのような中華系企業は、海外において自分たちの優位性を最大限に生かせる」と評価しています。
オーストラリア在住歴32年の企業家・兪維佳さんもまた、自身の企業が中国の対外開放と高速発展の恩恵を受けていると考える一人です。兪さんは「われわれのような海外に住む中華系の人々は、祖国の発展がなければ肩身が狭くなる。中国のさらなる開放拡大は、ありがたいチャンスだ。このチャンスをしっかりと掴んで、より多くの高品質な品物を中国の消費者に届けたい」と語りました。(朱 謙)