北京
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隠元隆琦禅師の生誕426周年に際し、禅師を宗祖とする黄檗宗や関連の美術業界などに携わる、中日の「黄檗文化」関係者らが4日、京都宇治の黄檗山萬福寺に集い、記念法会を行いました。同日午後には、宇治市で中日黄檗文化交流会が催されました。
在日本中国大使館の詹孔朝総領事は交流会で、「今年は中日平和友好条約締結40周年に当たる。中日両国は一衣帯水の隣国で、福建省の福清から発祥した黄檗文化は、両国の文化交流史において重要な位置づけにあり、大きな影響力を持っている。また、福建省は中国のお茶文化の発祥地でもある。黄檗文化の交流を通して、両国、特に福建省福清と京都宇治の友好関係がいっそう密になることを願っている」と述べました。
福清黄檗文化促進会の林文清会長は、「黄檗文化は中日両国の共通の文化であり、共通の歴史的記憶でもある。新時代を迎えるいま、双方は先人たちが切り開いた海上シルクロードの精神を生かし、文化を通して国民感情を近づけ、文化による産業発展を促していくべきだ」と述べました。
これに対し、宇治市日中友好協会の矢野友次郎事務局長は、「来年、宇治市日中友好協会は創立45周年を迎える。これを契機に、宇治と福清の友好交流関係をいっそう深めていきたい」との期待を寄せました。(Lin、謙)