映画監督の岩井俊二氏、新作に込められた美学を語る

2018-10-29 16:10  CRI

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 岩井俊二監督がメガホンを取る初の中国語映画「こんにちは!之華」が来月9日に封切りとなります。注目のヒロインは、中国の大物女優・周迅です。

 一通の手紙をめぐって展開されるこの作品は、岩井監督の長年にわたる人生への思いや感慨をもとに、「生命」について悟り、「人生はすれ違いから学ぶ」という美学を物語ります。

 岩井監督の代表作「ラブ・レター」は中国の映画ファンから高く評価されています。今回の作品も手紙をテーマとしており、これについて岩井監督は「とにかくもう一つ、手紙にまつわる物語を作りたかった。この思いを直接中国のファンに伝えたい」と言いました。また、「『ラブ・レター』が上映された1990年代と違って、今は手紙など滅多に書かない。しかし、それを映画に取り込めば何か面白そうな物語ができるのではないかと思っていた」と、新作のきっかけについて語りました。

 また岩井監督は、「人生は過ちから学んで成長し、悔しいことや悲しいことをどんなに経験しても、希望を諦めない」と、作品に込められた人生の哲学や美学について語りました。(Lin、森)

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