北京
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「映画の旅展」の開催記念セレモニーのテープカット
第31回東京国際映画祭の提携プロジェクトである「2018東京・中国映画週間」が10月19日から26日にかけて東京で行われています。その一環として、各映画のロケ地を紹介する「映画の旅展」の開催記念セレモニーが25日、東京都内の中国文化センターで行われました。
映画『逢いたい(中国語題:在乎你)』の主演女優兪飛鴻(ユー・フェイホン)さん
「映画の旅展」では、「2018東京・中国映画週間」に出品される中国映画のロケ地を中心に、写真や展示物を通じて、日本でまだまだ知られていないその場所ならではの独特な風景や芸術、文化を紹介しています。展覧会で紹介される中国映画のロケ地は、『戦神紀〜チンギス・ハーンの物語〜(中国語題:戦神紀)』のロケ地である内蒙古自治区のオルドス市や、『プレイヤーA or B(中国語題:幕後玩家)』の北京、『灰色だった空を見上げ、僕らは明日に向かう(中国語題:拿摩一等)』の浙江省湖州市、『ルームシェア〜時を超えて君と〜(中国語題:超時空同居)』と『昆劇映画−景陽鐘(中国語題:景陽鐘)』のロケ地である上海、『童話せんせい。(中国語題:童話先生)』のロケ地である雲南省、『カイジ 動物世界(中国語題:動物世界)』の海南省、『恥知らずの鉄拳(中国語題:羞羞的鉄拳)』の広東省、『ニセ薬じゃない(中国語題:我不是薬神)』のロケ地である南京が名を連ねます。
『母になる(中国語題:牛油果的春天)』の主演女優林鵬さん
展覧会の開催記念セレモニーには、映画監督の畢国智(ケネス・ビー)、韓延、阿年や女優の兪飛鴻(ユー・フェイホン)、尚語賢、魏一、林鵬ら豪華ゲストが出席しました。
中国文化センターの石永菁センター長
席上、中国文化センターの石永菁センター長が挨拶に立ち、「映画は総合芸術であるだけではなく、両国の国民がお互いの国の芸術や人々の生活、風俗習慣、考え方などを理解する上での一番の手段でもある。このため、日本の方々が中国を訪問する際、観光コースに設定されている場所だけでなく、映画のロケ地などを訪ねると新しい発見ができるかもしれない」と中国観光を積極的にアピールしました。
日本観光庁国際観光課の伊地知英己課長は、「映画は人々に感動や共感を与えることができる。映画がきっかけとなって、人々の相手国に対する関心と理解が生まれ、そして、交流が生まれて、両国間の平和に繋がっていく。映画はそんな力を持っている。また、映画は観光交流の推進においても、非常に重要な役割を担うことができる。映画で興味を持った国や地域への憧れや関心が観光に行きたいという原動力になると思う。今回の『映画の旅展』によって、映画の持つ力を改めて認識している」と述べ、日中平和友好条約締結40周年という節目の年に当たって、今後も日中両国の観光交流の拡大に向けて取り組みを進めていく考えを示しました。
中日合作ドラマ『料理人ワタナベ』の主演・制作陣
なお、セレモニーには、中日合作ドラマ『料理人ワタナベ』の主演・制作陣も出場し、番組宣伝を行いました。(東京特派員:周莉)