北京
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16日、人民教育出版社の主催により、「『中日交流標準日本語』出版30周年座談会およびセミナー」が北京で開かれました。また、同日夜、「ファンの集い」イベントも催され、約200人の読者が駆けつけました。
『中日交流標準日本語」は、人民教育出版社と日本の光村図書出版株式会社が、1988年に共同編集出版した日本語学習用テキストです。テキスト「標準日本語」は中日文化交流と協力の優れた成果であり、この30年間、中国における日本語独習者の80%、社会の教育機構や養成機構の60%が、テキストとして選定、現代中国における日本語学習用テキストの規範的存在とされています。
人民教育出版社の統計によりますと、これまでの販売量はあわせて1500万セットに達し、読者数も1000万人を突破している他、1989年から1998年の期間にはCCTVでも「中日交流標準日本語」の初級と中級の講座が放送されるなど、読者が利用しやすい環境作りが進められてきました。ここ数年では、iPodやスマートフォンの普及を受けて、デジタルコンテンツ化が進み、2013年からは電子書籍のアプリも利用できるようになっています。
『標準日本語』は、その発行から30年経った現在、1990年代生まれの若者にも愛用され、電子書籍のダウンロードも417万人に上るなど、国内でも一流の日本語テキストのブランドに成長しています。(朱、む)