北京
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中日平和友好条約締結40周年記念イベントの一環である「第一回アジア国際美酒コンテストIN CHINA」の授賞式が25日、北京にある駐中国日本大使館で行われました。
今回のコンテストは一ヶ月前に北京にある「世貿天階(The Place)」の広場エリアで開催され、日本全土の62の酒蔵から137銘柄の日本酒が出品されました。
主催者側によりますと、事前登録で集まった約800名の中国人参加者らの構成比は、男性6割、女性4割。数名のグループに分けられた参加者らはそれぞれに6種類の日本酒を飲み比べ、5点満点で評価を行いました。
今大会に参加した日本酒の数々は、「大吟醸」、「純米大吟醸」、「吟醸/純米吟醸」、「純米酒」、「本醸造」という5つのカテゴリーに分けられ、それぞれプラチナ賞と金賞が選出されました。他にも、各部門の最も高い評価を得たお酒の中から、ゴールデンドラゴン賞と、審査委員特別賞が選ばれました。
ゴールデンドラゴン賞の受賞者代表(右から2番目)笹倉哲子さん
ゴールデンドラゴン賞を獲得したのは最も中国人の人気を集めた「極上の甘口」です。出品者代表の笹倉哲子さんは「中国で受賞する事ができて、とても光栄だと思います。日本酒を初めて飲まれる方や、アルコールが苦手な方にも気軽に楽しんで頂けると思います」と語りました。
審査委員特別賞の受賞者代表 渡部久憲さん
また、審査委員特別賞を獲得した出品会社の代表、渡部久憲さんは、「中国の方々が好む日本酒の味は、日本で流行している最先端の味とほぼ同じで、芳醇な甘口のタイプが好まれる印象を受けました。こうして日本の飲食文化を通じて中国の方と共に文化交流を深めていけることを嬉しく思います」とコメントしました。
「第一回アジア国際美酒コンテストIN CHINA」は、一般社団法人全日本コメ・コメ関連食品輸出促進協議会、中国食品工業協会、日本料理普及促進会が共同で主催し、駐中国日本大使館の後援により開催されました。(取材&写真:トントン、張強)