北京
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25日午後、日本の創価学会代表訪中団一行117名は、北京にある中国人民抗日戦争記念館を訪問しました。訪中団一行は日本の侵略による犠牲者ならびに全ての犠牲者に黙とうを捧げ、献花を行いました。
中国人民抗日戦争記念館の李宗遠館長は一行に歓迎の意を表し、「中国人民抗日戦争記念館は歴史を鑑とし、未来を切り開くという主旨に則り、抗日戦争史の研究、展示、交流の活動を広く展開している。今後も、歴史からの啓示を世に示し、世界の平和を促すために努力していきたい」と述べました。
創価学会の原田稔会長は「周恩来総理は『前事不忘後事之師(前事を忘れず、後事の師とする)』と行った。戦争の惨禍を心に刻み、荒廃の中から、中国の繁栄と日中の友好を築いた先達の苦労に思いを致すことこそ、未来の礎となるものである。そして、平和は創価学会の果たすべき使命でもある。今日こうして盧溝橋に立った私たちは、今、ここから、新たな友好の40年、50年へ向かって出発し、創価学会が先頭に立って、日本と世界の青年に“不戦の魂”を継承してゆくことを誓う」と述べました。
記念館の見学を終えた創価学会国際渉外局の長岡良幸局長は、「今回の見学を通して、歴史を正しく学ぶことがいかに大切かということを痛感し、日本人の私たちも平和を目指していかなくてはいけない、謝罪の心と感謝の心を忘れてはいけないと思った」と感想を述べました。
中国人民抗日戦争記念館は中国人民の抗日戦争の歴史を全面的に反映した大型総合記念施設です。中国人民抗日戦争記念館は、中国の全面的抗日戦争の勃発地――北京の盧溝橋のほとりにある宛平県政府所在地に位置しています。(取材・写真:趙雲莎)