北京
PM2.577
23/19
第4回東方経済フォーラムが12日、ロシアのウラジオストクで開幕、習近平国家主席、ロシアのプーチン大統領、モンゴルのバトトルガ大統領、日本の安倍晋三首相と韓国の李洛淵(イ・ナギョン)首相が出席しました。
習主席は席上、「ロシア極東地域発展の好機を共有し、北東アジアの美しく新たな未来を切り開いていこう」をテーマとする式辞を発表し、「中国側は地域の各国と共に、地域の平和安定を維持し、各国と互恵互栄を実現させ、国民間の伝統的な友誼を強固にし、全体のバランスの取れた発展を実現し、本地域の平和安定と発展繁栄を促進していきたい」と述べました。
習主席は、「東方経済フォーラムはプーチン大統領自らの提案のもと、順調に4回目の開催を迎え、各側が智恵を凝り、共に協力を語り合う重要なプラットフォームとなっている。中国側はロシア極東地域における協力事業の積極的な支持者かつ関与者だ。両国の努力の下、過去数年に渡り、中国とロシア極東地域の協力の成果には著しいものがある。今年と来年は私とプーチン大統領が策定した中露協力交流年でもあり、中国はロシアと共に、優位性を補完しあい、互恵共栄を実現するという目標を持って、さらに多くの成果をあげられるよう推進していきたい」と強調しました。
習主席は、「新たな情勢の下、我々は共に手を携え、相互信頼を深め、協力関係を強化していくべきだ。そのためにも、地域の平和安定をはかり、協力を深化させ、各国の互恵共栄を実現し、互いに学び合い、国民同士の伝統的友情を強固にし、長いスパンで考え、全体のバランスの取れた発展を促していくべきだ」と強調し、さらに「中国側は地域国家と共に、歴史的好機を捉え、時代の潮流に添い、ロシアの極東地域と北東アジア地域の協力を強化し、この地域の多元的かつ持続可能な発展の実現を後押しし、共通利益のパイを広げ、この地域の人々が協力の好機と発展の成果を共有できるようにし、ともに極東地域と北東アジア地域のより美しい明日を切り開いていきたい」と言葉を強めました。
プーチン露大統領は習近平主席とその他の国家の指導者のフォーラム出席に感謝の意を表し、露中両国の極東地域における協力関係の順調な動きを称賛しました。プーチン大統領は、「極東地域はロシアの発展における優先事項だ。ロシア政府は各国の企業の投資を歓迎し、極東地域の発展の好機を分かち合いたい。ロシア側は地域の各側との協力を望んでおり、互恵共栄を実現し、北東アジア地区の協力事業が豊かな成果を得られるよう後押しして行きたい」と述べました。
今回のフォーラムに参加したその他の指導者らも、ロシアの極東地域開発が顕著な成果をあげていることから、各国側ともにその開発に積極的に参加し、共に北東アジア地域との協力を進め、各国の国民に利益をもたらしていきたいとの考えを示しました。
フォーラム終了後、各国の指導者らはともに第3回「ロシア極東カップ」ヨットレース第一コース表彰式に参加しました。(雲、む)
関連ニュース