北京
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1時間目 【CRI時事解説】北京サミットがアフリカに注ぐ原動力、第18回アジア大会を振り返る
担当:王小燕、斉鵬
日本の関西地方が台風21号による大きな被害を受けたのに続き、北海道では最大震度7を観測した激しい地震が起きたということで、被害に遭われた方々にお見舞い申し上げます。被災地の一日も早い復旧を北京からお祈り申し上げます。
今週の番組はまず、最近通うハイウェー宛にいただいたお便りをご紹介します。続いては「CRI時事解説」です。先週開かれた「中国アフリカ協力フォーラム北京サミット」関連のトピックスで、「北京サミットがアフリカに注ぐ『原動力』」と題したCRI論説委員の論評をお届けします。
「旬な話題」では、インドネシアで開催された第18回アジア競技大会から戻ってきた斉鵬アナの見聞を聞きました。斉鵬アナは仕事でもプライベートでも収穫があったといいますが、具体的にどういうところで実りがあったのでしょうか。斉鵬アナのジャカルタ20日間の回顧録です。写真は斉鵬アナが撮影したジャカルタの市内。
■お便りの抜粋
★北海道石狩市・上田 知晴さん
斉さんのジャカルタレポート、斉さんらしい優しく、判りやすいレポートでしたね。でも、暑いはずのジャカルタで「寒い」はちょっとおかしかったですね。お体には十分気をつけて頂いてがんばってください。
それと、ついに始まりましたね。「CRI時事解説」。期待の新コーナーですね。こういったコーナーを待っていました。ここで一つお願いなのですが、ぜひ、このコーナーでは中国国内外の様々なニュースを中国の人はこう見る、中国という国ではこう見る、といった中国からの視点、観点で時事問題を解説・分析して頂きますようお願い致します。それは、そうして頂くことで、私達は中国からの視点を理解することができ、より公平・公正な視点で時事問題を理解できるようになると考えるからです。
★神奈川県川崎市・及川三晶さん
受信日 :2018年8月30日(木曜日)
受信時間 :07:00〜07:57(日本時間)
周波数 :13640kHz 21mb
使用受信機 :JRC NRD-545
使用アンテナ:Wellbrook ALA-1530S+
S I N P O 5 5 4 4 4 ・
先日、8月25日から26日まで東京ビッグサイトでハムフェアが開催されました。来場者は昨年と同じ39000人で活況を呈しました。私は所属する日本短波クラブのブースで来場者へのアンケート調査などのお手伝いをしてきたのですが、8月25日にCRIから王小燕アナが短波クラブのブースに来場して短波クラブの会員と暫し談笑しインタビューの収録、記念撮影に応じて下さりその間、会場の雰囲気が和みました。どうもありがとうございました。
★東京都・細谷正夫さん
今夜の放送、楽しく拝聴いたしました。小燕さんの日本訪問は、本当に充実したものだったようで、素晴らしい番組でした。植村さんのお声も、昨年お会いしてから一年半ぶりで、懐かしかったです。中山さんのお話も、待ち遠しいです。早速、9月4日付の細谷さんのブログ【国際短波放送情報】でも紹介してくださり、謝謝!
★岡山市・植村昭男さん
先月は貴局にお邪魔させて頂き、ありがとうございました。帰国後も貴局の放送を聴いて、中国旅行を懐かしく思い出しています。またハムフェアにも行きました。JSWCブースでは王小燕さんと初めてお会いでき、大変嬉しかったです。今回の中国の旅DXプラスは、先月行った北京の紹介という事もあり、大変興味深く聴きました。自然博物館も次回はぜひ行きたいです。放送で紹介されていた北京の伝統的な軽食も食べてみたいです。これからも放送を楽しみにしています。
2時間目 切り紙と電波を友好の架け橋に~CRIリスナー暦34年・杁本直正さんに聞く
聞き手:王小燕
今回はこのコーナーを立ち上げてから、初めての親子同時出演企画です。父親はCRI受信暦34年になる杁本直正さん(58歳)で、息子は「中国が初めてだ」という大学院在学中の寛司さん(25歳)です。
直正さんは小学生の頃に、母親が短波ラジオの受信機を買ってくれたことがきっかけで、15歳でアマチュア無線に目覚め、1984年に中国国際放送局(CRI)の電波に初めて出会います。以来、CRIと受信報告書と受信確認証(べリカード)の交流を続けてきました。CRIからはベリカードとともに切り紙、ペナント、手紙、雑誌なども送られ、中でも切り紙の美しさに杁本さんは「心が惹かれた」と言います。
「一人占めするのではなく、もっと多くの人たちに切り紙の美しさ、そして、中国という国に触れていただきたい」
この思いを胸に、中日国交正常化25周年にあたる1997年、杁本さんは地元の岩倉図書館で初の中国国際放送局切り紙展を開催しました。その後、2018年までに岩倉、一宮、春日井、刈谷など愛知県各地に隣接の岐阜県各務原(かがみがはら)などで計14回の切り紙展を開催してきました。
小学校に出会った短波放送とアマチュア無線が、杁本さんにとって生涯極める趣味になって、人生においても切り離すことのできない一部になっています。自宅にはBCL(短波による国際放送)の受信確認証(ベリカード)や、アマチュア無線家の交信証明書(QSLカード)など各種カードがすでに3万枚余りに上り、その数は「今後も確実に増えていくだろう」と自信満々です。
一方、息子の寛司さんは、生まれた時から鉄塔の立っている家に住み、物心がついた頃から、仕事から帰るとアマチュア無線機の前に座って、交信を続ける父親の後姿が印象的でした。小さいときから野球少年だった寛さんは、アマチュア無線やBCLとは特別なかかわりを持たずに、日々の生活を送ってきました。しかし、最近、就職活動をする際に、「改めて父親の偉大さが分かるようになった」と思わせた出来事がありました…
今回は電波や切り紙を架け橋に展開された中日の草の根の交流物語であり、世代を超えた親子の絆の物語でもあります。ぜひお聞き逃しのないように。
【プロフィール】
杁本直正さん
岩倉市新柳町・市嘱託職員、第一級アマチュア無線技士、CRI受信暦34年。
1960年生まれ。
1975年にアマチュア無線の交信を始める。それがきっかけで、1984年に中国国際放送局の日本語放送に初めて出会い、交流を始める。
1993年と94年にCRI日本語放送の「遼寧省特別番組」で2年連続特別聴取者に入選。
2008年 CRI主催の「新中国成立60周年クイズ」で世界142の国や地域から寄せられた約65万通の回答の中で、成績上位10人に選ばれ、日本代表として10日間中国を訪問。
1997年に中日国交正常化25周年記念として、初めての「中国国際放送局切り紙展」を地元、岩倉図書館で開催したのを皮切りに、2018年までに岩倉、一宮、春日井、刈谷など愛知県各地、岐阜県各務原(かがみがはら)などで、計14回の切り紙展を開催。