北京
PM2.577
23/19
撮影日:4月11日(月)
撮影地:北京・玉淵潭公園
撮影:許暁波さん
【CRIさくら探検隊】から
4月14日、玉淵潭の桜祭りが幕を閉じました。今年の3月23日に始まった第28回目玉淵潭桜祭りには延べ200万人の花見客が訪れました。
"花开花谢两匆匆,采撷栽种忙不停,寻樱往来千万里,惊觉久未看望亲"
――許さんが桜の写真と共に送られてきた句です。
玉淵潭のソメイヨシノが一段落した後、許さんは桜前線を追うようにして、河南省や山東省に足を運びました。ご当地の桜の開花状況を観察し、地元の関係者と栽培技術や育苗、採種について情報交換をするなどの交流をしてきたそうです。
今回の旅では、河南省ケイ陽市に新たに整備された「桜花園」と、青島の満開の桜が特に印象に残ったと許さんは言います。ケイ陽市は河南の省都・鄭州から西へ15キロにところにある、人口約60万人の小さな都市。青島は、ソメイヨシノが多く植えられていることで知られ、玉淵潭に植えられているソメイヨシノの苗木の生まれ故郷でもあります。
許さんは「ソメイヨシノ導入の縁で、青島には深い思い入れがありますが、桜のシーズンの訪問は今回が初めてです」と感無量のようです。
ところで、旅から帰った許さんを待っていたのは、玉淵潭公園に咲く、満開の関山桜でした。実に鮮やかに咲き誇っていました。一方、花が散って葉もすっかり大きくなった、長老級の大山桜を囲むフェンスは万全の体制。シーズン中は花見客のためにフェンスをはずし、細いロープを張っていましたが、シーズン終了に伴って、新たに強固な金属製の柵が張られます。
来年も北京の市民たちに美しい花見をしてもらえるよう、玉淵潭公園は早くもその備えを始めています。