北京
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23/19
1時間目 中米貿易摩擦&北京の家賃&『万引き家族』の中国上映
<ライフマガジン>
話題1:アリペイ、7都市での深夜バス無料乗車
中国では、モバイル決済が生活のあらゆる面にかなり浸透しています。アリババ傘下のモバイル決済システム「アリペイ(支付宝)」はこのほど発表したところによりますと、8月末まで、毎日午後11時から翌朝午前6時までの時間帯に、広州、杭州、武漢、西安、天津、鄭州、南京の7都市のユーザーは、アリペイを利用することで、市内のバスに1晩につき2回まで無料で乗車することが可能だということです。
話題2:CRI時評:米国のレッドライン「60%」
米国は20世紀に2度、抜かれそうになるという経験をしました。一つ目は、旧ソ連のGDPが一時期米国の60%を上回ったこと。米国がソ連へしめつけを加え、またソ連も致命的な誤りを犯して解体に至りました。二つ目は日本のGDPが米国の60%を超えたこと。米国は日本に「プラザ合意」への調印を迫り、円高をもたらし、加えて日本政府の見通しが甘く、通貨や財政の緩和政策を実施したことにより、大量の資金が株や不動産市場に流れ込み、バブルが崩壊した日本は「失われた20年」に突入してしまいました。米国にとってGDPの60%とはレッドラインで、これを超えた者には容赦なく痛手を加えています。そして2014年、中国のGDPも米国の60%を超え、もはや許容範囲を超えたと見た米国は去年の8月に中国に対しても301条を発動し、ライバルというレッテルを貼り付けました。
話題3:北京の賃貸家賃
卒業シーズンを迎え、賃貸住宅市場がシーズンを迎えています。需要が爆発的に高まる中、北京の賃貸住宅市場は物件が増加すると同時に家賃も高騰し、今年2回目のオンシーズンが到来しているとみられます。7月、北京の賃貸住宅の1ヶ月当たりの家賃は1物件あたり平均4902元(8万3千円)と、前月比2.9%上昇しました。賃貸住宅市場では、30代に変わって20代が主力になりつつありそうです。
話題4:中国で上映され話題を呼んでいる日本の映画「万引き家族」
是枝裕和(これえだ・ひろかず)監督の集大成ともいえる作品で、第71回カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞、出演者たちの完璧ともいえる演技など、数々の触れ込みで、話題の映画「万引き家族」が今月3日に中国で封切られ、業界内や映画ファンらの間で話題をさらっています。各シーンや小道具、セリフ、登場人物の行動などを通して、日本社会における目立たたない暗い部分が描き出されており、それらに含まれている情感も、また、ひそかに中国人観客の心を打っています。
2時間目 <中国人から見た日本>3回目 日系ファッションⅠ・お洒落文化
近くて遠い国と呼ばれる中国と日本、今年は中日平和友好条約締結40周年を迎えています。
これに因んで、今月から、「ハイウェイ北京」、月曜日の2時間目には、シリーズ番組<中国人から見た日本>をお届けします。身近なようで、大いに異なっている中日両国の文化や、習慣、考え方にスポットを当てて、中国人から見た日本や日本人についてご紹介します。
今日は3回目、中国人から見た日系ファッションⅠ・お洒落文化などにクローズアップします。興味お持ちの方はぜひ最後までお聞きください。普段のファッションにも、日本人の性格の特徴がよく表れています。日本の女性はいつも目立つ格好を避けて、ややカジュアルというファッションを好んでいるようですね。いわゆる「密かなるぜいたく」という言葉で形容するのは適切ではないでしょうか。鼻の高いセレブのようなイメージではなく、細かな所にまでこだわりがあるという繊細なイメージが伝わってくるからです。