北京
PM2.577
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担当:王小燕
今月は「戦争と平和、そして心の和解を考える」シリーズです。今回は6月末、福田康夫元日本首相が南京大虐殺遇難者同胞記念館を訪れたことの意義をめぐり、各界の声をお伝えします。
6月24日、福田康夫元日本首相が上海で上海交通大学、復旦大学、中華日本学会などが主催する一連の学術会議に出席した合間に、南京市江東門付近にある「侵華日軍南京大虐殺遇難同胞記念館」を訪れました。この記念館を訪れた日本の首相経験者は、村山富市、海部俊樹、鳩山由紀夫各氏に続いて4人目となります。
その日、王小燕アナが中国国際放送局派遣の記者として、訪問の現場で取材にあたっていました。福田元首相はどのような気持ちでこの記念館を訪れ、また今回の参詣が「中日平和友好条約」の締結から40年になる今後の中日関係にどのような意味を持つのか、今日はこのテーマをめぐり、福田元首相、そして中日各界の関係者の思いにフォーカスしてお送りいたします。
この訪問には、中国人民政治協商会議委員を務める中国社会科学院日本研究所の高洪研究員、江蘇省外事弁公室の関係者らが同行しました。高洪研究員は2018年8月号の日本語月刊誌「人民中国」に、「南京で歴史と向き合う」と題したリポートを寄稿し、福田氏が記念館を訪れた一部始終について分かりやすく綴り、その意義を評価していました。番組では、この記事を現場で取材した音声と合わせて紹介いたします。