北京
PM2.577
23/19
シンガポールで先ごろ、東アジアサミット(EAS)外相会合が行われました。王毅国務委員兼外交部長は期間中に、東南アジア諸国連合(ASEAN)各国の代表らと話し合ったほか、各国の外相と個別に会談しました。一連の会議で収めた成果を見ると、中国とASEANの関係は急成長の段階から質を上げるという成熟期に入り、新しい発展段階に入ったと見られています。
中国は一貫して、ASEANを近隣外交での優先対象先にしており、友好と互恵ウィンウィンという原則を堅持しています。王部長は会合の期間中、「共にチャンスを分かち合い、課題に対応するより緊密な運命共同体を構築する」と示しました。
また中国とASEAN諸国は、「戦略パートナーシップ2030年ビジョン」で合意し、政治面や経済、貿易、文化の交流を中心とする協力の枠組みを作り上げる方針を明らかにしました。また双方は、共通の懸念事項である南海問題について、行動ルールをめぐる交渉文書の原案を定めました。こうした成果は、中国とASEANが南海の平和と安定を共同で維持する力を有し、共同で守るべき地域のルールを形成できる頭脳を持つことを表すものです。(殷、森)