北京
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1時間目 夏の「三伏天」をどう過ごす?
中国の暦における「三伏天」は夏の中でも一番熱い時期で、大体、7月中旬から8月下旬までの30日又は40日です。三伏は、初伏の10日、中伏の10日又は20日、末伏の10日に分けられます。毎年、三伏天が始まる日と終わる日は一定ではありません。
夏になると、多くの中国人は有給休暇を取りますが、この時に観光に行く人も少なくありません。観光先の多くは避暑地です。伝統的な4大避暑地は、河北省秦皇島市の北戴河、河南省信陽市の鶏公山、浙江省湖州市の莫乾山、江西省九江市の廬山で、いずれも海辺か山です。
近年は新しい避暑地に訪れる人も増えています。去年の国内避暑地ランキングベスト10は、1位青海湖、2位シャングリラ、3位廬山、4位青島、5位九寨溝、6位桂林、7位長白山、8位承徳の避暑山荘、9位神農架、10位大連となっています。皆さん、熱い時期、是非、新たな避暑地も含めて訪れてみてくださいね。
2時間目 秦皇島市北戴河の観光スポットとグルメ
北戴河は河北省の東北部、渤海湾沿いにあります。面積122.2平方キロ、人口は10.4万人。夏の避暑地として全国で知られています。実は1898年、ここは清朝政府に中国人と外国人が雑居できる地域として指定されました。そのため、今でも外国人の別荘や洋館などがたくさん残っています。新中国成立後、国家指導者らも夏になると、ここに来て避暑しながら休養したりしています。
この時間は、秦皇島市の観光地である山海関と老龍頭、天門山のほか、現地のグルメとして、海鮮料理、山海関渾鍋、そして昌黎県の葡萄畑やワイン製造などの情報を詳しくご紹介します。(まとめ:任春生)