北京
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「秦蜀の道―青銅文明特別展」が27日、四川省の成都博物館1階第1臨時展示ホールで開幕しました。成都平原、関中平原、漢中平原の3エリアの青銅器約250点を集め、国家一級文化財55点も含まれています。その中でも、陝西省宝鶏市の宝鶏青銅器博物院所蔵の国家一級文化財「何尊」もお目見えしました。
「何尊」は西周初期の青銅器で、「何」という苗字を持つ貴族が所蔵する祭器でした。「何尊」が出土した当時、泥と錆を取り除いてみると12行122文字の銘文が現れました。銘文には「文王の受命」「武王による商討伐」などの歴史的重大事件が記載されています。さらに、「天下の中心」という意味を持つ「宅兹中国」という文字が記され、最も早く登場した「中国」という言葉とされています。(とんとん、星)