中日エンタメ・エクスプレス

●超話題作『万引き家族』が8月3日に中国公開決定！

　是枝裕和監督の最新作『万引き家族』が、8月3日に中国で一般公開されることが決まりました。この作品は軽犯罪を重ねる一家の姿を通して、人と人とのつながりを描いたヒューマンドラマで、今年の第71回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品され、日本映画としては1997年の『うなぎ』以来21年ぶりとなる、最高賞「パルムドール」を受賞し、中国でも大きな話題となりました。実はこの作品は中国での一般公開に先駆け、今年6月に行われた上海国際映画祭への出品を果たしており、是枝監督本人も映画祭出席のために上海を訪れました。中国公開に合わせてこのほど、同作品の中国版ポスターと中国版トレーラーも発表され、中国タイトルは『小偸家族』であることが判明しています。

●海外進出をついに本格化？！山P初出演の中国映画が公開へ

　山Pこと山下智久さんが初出演した中国映画『解碼遊戯（Reborn）』が8月3日に一般公開されることになりました。本作はサイバー攻撃を題材にしたサスペンスアクションで、主演は人気俳優の韓庚（ハン・グン）と 鳳小岳（リディアン・ヴォーン）ですが、山Pはこの中で念願の悪役を演じています。本作は今年6月に行われた第21回上海国際映画祭に出品され、山Pも発表イベントに参加するため上海を訪問しました。この映画出演を機に、山Pは今年6月に中国版ツイッター＝「微博（ウェイボー）」の公式アカウントを開設し、自身の写真とともに中国語と英語でファンに向けてメッセージをつぶやいています。開設1カ月後の7月にフォロワーがすでに28万人を超えていることからも、彼の中国での熱烈な人気が伺えます。中国進出に向けて積極的に取り組んでいる山Pですが、9月21日からは全国ツアーを開き、音楽活動を再開する動きも出ています。中国での音楽活動も待ち遠しいですね。

●「チャイナフェスティバル2018」が9月に開催

　今年の中日平和友好条約締結40周年を盛り上げる大型イベント「チャイナフェスティバル 2018」が9月8日と9日の両日に、東京の代々木公園で開催されることが分かりました。同イベントは、中国を体感する日本国内最大級の交流の祭典としても知られ、中国の芸能や芸術、グルメ、観光、経済など各分野の最新動向と魅力が展示される予定です。

　先日行われた同イベントの発表会には、今年6月に中日で念願の歌手デビューを果たした中国人モデルの「栗子」こと龍夢柔（ロン・モンロウ）が登場し注目を集めました。モンロウは95年に湖南省に生まれ、2015年に中国CCTVの人気オーディション番組でグランプリに輝いた後、デビューに向けて東京に滞在し、歌と踊りの練習をしながら日本語の勉強に励んできました。そんなモンロウは遂に今年6月、2006年に日本の音楽グループ、ラムジ（Lambsey）が発表した楽曲「PLANET」を中国語と日本語でカバーして異例の中日両国での同時デビューを果たしました。現在は日本メディアでの露出も多くなり、日本精力的に活動をしています。（ミン・イヒョウ、謙）