北京
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1時間目 大学起業&撮影ブーム&中日サッカー
<ライフマガジン>
話題1:大学起業・留学ブームの沈静化
今年、中国の大学卒業生は820万人で、去年より25万人増えました。就職を選ぶ割合が上昇する一方、起業熱や留学熱が下がり続けています。大学生の就職に対する考え方が変わりつつあり、「自己実現」が「お金を稼ぐこと」よりも重要だとする人が増え、ここから大学生が仕事の経験を積むことをより重視していることがわかりました。また、現在の大学生の就職が理性的になり、周りと比べて影響されたり、流行を追い求めたりしなくなったこともわかります。
話題2:カフェでの撮影ブーム
いま、中国の都市部では、カフェテリアが店内に撮影スポットを設ける現象はブームになり、マーケティングモデルが変化していることを示しています。つまり、これまでは「コーヒーを売る」ことが彼らの商売だったが、今は「サービスを売る」、「体験を売る」という方向にシフトしているのです。現在、伝統的な業界に対するインターネットの影響は、ほぼ全ての業界に及んでいます。しかし、多くのサービスは実体験してこそ、十分に実現できるものです。このようなマーケティングモデルの変化は、消費の変化によってもたらされるサービスの調整と革新を体現しています。また、このようなコーヒーの提供と写真サービスの提供という業界の枠を越える現象は産業融合のすう勢を示しています。伝統的な主管業務に新たな価値を創造することで、今後はさらに多くの要素が融合されることになるでしょう。
話題3:W杯日本サッカーからの悟り
7月2日夜、ワールドカップ・ラウンド16のベルギー戦で、日本は2点を先制しました。しかし、結局逆転されて2対3で敗れたものの、胸を張れる戦いぶりを見せてくれました。今回の大会の日本のパフォーマンスを通して、世界はアジアサッカーの進歩を目にすることができました。また、中国にとっては、日本サッカーの台頭から、多くのことを参考にすることができます。
2時間目:<技術中国>21回目 中国で技術者の育成事情
皆さんにとって、中国と言えば、何を思い出しますか。このほど、当代中国と世界研究院は北京で、「中国国家イメージグローバル調査報告(2016/2017)」を発表しました。それによりますと、59%の海外回答者は中国の科学技術とイノベーション能力を認め、海外認知度最も高いのは、中国の高速鉄道で、その次は宇宙探査技術とスーパーコンピューターだったということです。そして、「ハイウェイ北京」月曜日の2時間目には、シリーズ番組<技術中国>をお届けします。21回目は中国で技術者の育成事情にスポットを当ててご紹介します。興味お持ちの方はぜひ最後までお聞きください。
中国では、7月は卒業生の社会デビューのシーズンです。でも、一般的に3月になると、就職のゴールデン・シーズンがやって来ました。キャリアアップして給与も増え、新たなステージに進みたいという人もいれば、大都市から逃げ出したいという人もいます。いま、二線都市での人材争奪戦が激化するにつれ、これまで人材が多く集まっていた北京、上海、広州、深センのような大都会、所謂「一線都市」は、人材の純流出という課題に直面しています。