北京
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雲南省北西部に位置する麗江は、雄壮な玉龍雪山の下、千年以上の昔からナシ族の人々が暮らす街として知られる他、世界の自然遺産である三江の合流、世界の文化遺産である麗江の古城、世界の記憶であるトンパ文化の三種の世界遺産を集める土地としても名を馳せています。地元を流れる川や石橋、古い街並み、豊かな自然、ユニークな文化などは絶えず観光客を惹きつけ、中国的ロマンの溢れる街としても長年その人気は衰えを見せていません。
去る15日、その麗江にオープンした無形文化遺産の継承者やベテラン職人約100人を集めた「無形文化遺産ナシ族通り」が、今新たな話題を呼び起こしています。約800メートルあるこの通りには、ナシ式建築が並び、既に39店舗が店開きをしています。訪れる観光客は、無形文化遺産に指定された製作の過程を自らの眼で見ることができるだけでなく、職人らとも交流ができ、店によっては自ら作品の創作に携わることもできるようになっています。
今後、麗江は伝統的な民族文化を時代の流れとマッチングさせ、文化と観光を一挙に楽しむことのできる観光地の建設に取り組んでいくということです。(朱 む)