北京
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●中華圏の人気女優が久々の復帰作で阿部寛と豪華共演!
『20 30 40の恋(原題:20 30 40)』(2004)や『the EYE アイ(原題:見鬼)』などで知られるマレーシア出身の人気女優、李心潔(アンジェリカ・リー)が2016年の長男出産後、ようやく中華圏映画シーンへ復帰を果たしました。主演映画として実に8年ぶりとなる今回の復帰作は、HBOアジアによる『夕霧花園(The Garden of Evening Mists)』。同作は『9月に降る風(原題:九降風)』や『星空』で知られる台湾の監督、林書宇(トム・リン)がメガホンを執り、主演は李心潔のほか、日本から阿部寛、英国からジョン・ハナーやデヴィッド・オークスら国際派役者が勢ぞろいしています。マレーシアの作家・陳團英(Tan Twan Eng)の英語小説『The Garden of Evening Mists』の映画化であるこの作品は、第2次世界大戦直後のマレーシアを舞台に、妹と一緒に日本軍に捕らえられ、1人だけ生き残ったマレーシアの華人女性・雲林と、日本人の庭師・中村有朋の心の交流や愛を描いています。久々にスクリーンに復帰した李心潔は「久しぶりに現場に戻ったらちょっと馴染めなくて…」と緊張しつつ、今回、自分の実際の年齢より10歳以上も年下の役どころをこなすことや、初めて挑戦する長い英語セリフ、そして日本を代表する俳優との共演など、作品への期待も語っています。
●この7月は北野武映画を北京で満喫
この7月、北野武の名作映画を毎週火曜日に上映するイベント「北野武監督作品精選」が北京市内の劇場「蘑菇空間.MoguSpace」で開催中です。
上映予定は下記の通り:
07/03 『凶暴的男人(原題:その男、凶暴につき)』 (1989)
07/10 『那年夏天,宁静的海(原題:あの夏、いちばん静かな海)』 (1991)
07/17 『花火(原題:HANA-BI)』 (1997)
07/24 『菊次郎的夏天(原題:菊次郎の夏)』 (1999)
07/31 『座頭市』 (2003)
●張艾嘉(シルビア・チャン)、監督&主演作『相愛相親』9月の日本公開決定
張艾嘉(シルビア・チャン)が監督&主演を務める昨年の話題作『相愛相親』が9月1日より YEBISU GARDEN CINEMA ほか全国順次公開される予定です。本作は、田舎にある父の墓をめぐる、3世代の女性のそれぞれの思いを彼女ならではのユーモアを交えて描き出した感動作で、昨年の東京フィルメックスでオープニング作品として上映されたほか、台湾の金馬奨で監督賞も受賞しています。なお、日本題は『妻の愛、娘の時』に決定。張艾嘉は先日、この作品の舞台あいさつ付きプレミア上映会に出席するため日本を訪れています。
(ミン・イヒョウ、謙)