北京
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1時間目 大卒者の希望給与&W杯観戦経済&親のすねかじり
<ライフマガジン>
話題1:中国大卒者の希望給与
中国では、6月は卒業のシーズンです。7月になると、大学を卒業して社会人になる大卒生たちはそれぞれの職場に就いて働くようになっています。このほど発表された「2018年大学卒業生就職報告」によりますと、「95後」(1995年から1999年生まれ)のいわば「ゆとりの世代」として初めて社会人になる今年の大卒者の希望給与は、月に平均6174元で(およそ10万3千円)ですが、実際にもらえる金額は平均5429元(9万円程度)にとどまるということです。理想と現実の間には一定の開きがあることがわかりました。
話題2:W杯の観戦経済
サッカーW杯もいよいよ最後の決勝を迎えます。徹夜しながら観戦している方がいますか。猛暑が厳しい中、くれぐれもお体をご自愛くださいね。さて、中国では、ザリガニを食べてビールを味わい、サッカー観戦をするといったように、今年の夏はサッカーファンにとってまさにカーニバルのひと時と言えます。しかし、一部の人々にとって、W杯が開催される時期はとんでもなく忙しい1ヶ月。そして、多くの職業が意外にもW杯によって人気を集め、大きな経済収益を上げています。
話題3:中日共通の社会問題「親のすねかじり現象」
統計によりますと、中国の都市世帯のうち、65%以上で「老いた親が子供を養う」現象が見られ、成人の約3割が生活の全部、あるいは一部の面倒を親に見てもらい、いわゆる「親のすねかじり」現象が深刻になっています。この問題に対応するため、「親のすねかじりを認めない」とした法律を定めようと検討している地方政府さえあります。実のところ、「親のすねかじり現象」は中国だけではなく、日本、そして世界各国に共通する「社会問題」となっています。
2時間目:<技術中国>19回目 中国の地下鉄に関する技術や最新の動き
皆さんにとって、中国と言えば、何を思い出しますか。このほど、当代中国と世界研究院は北京で、「中国国家イメージグローバル調査報告(2016/2017)」を発表しました。それによりますと、59%の海外回答者は中国の科学技術とイノベーション能力を認め、海外認知度最も高いのは、中国の高速鉄道で、その次は宇宙探査技術とスーパーコンピューターだったということです。そして、「ハイウェイ北京」月曜日の2時間目には、シリーズ番組<技術中国>をお届けします。19回目は中国の地下鉄に関する技術や最新の動きなどにスポットを当ててご紹介します。興味お持ちの方はぜひ最後までお聞きください。
中国の地下鉄網は中国共産党の第18回党大会以来、急速な発展を遂げてきました。一本の地下鉄路線は都市の新しい座標となり、市民の利便性は増し、行動範囲を拡げ、都市生活はより多彩となっています。中国では、どの都市の地下鉄もほとんどの路線が番号で呼ばれ、1号線,2号線のように、外国人旅行者にも分かりやすくなっています。地下鉄も郊外の路線では地上を走行しますので、ちょっとした空中散歩を楽しむこともできます。日本の物価からすると、非常に安い料金で、ダイヤもほぼ正確なので、安心して利用できます。リスナーの皆さんも、中国を訪れたら、ぜひ地下鉄に乗ってみてください。