北京
PM2.577
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1時間目 中国特産巡り、酢のあれこれ
酢は中国人の生活、特に中華料理の調理には欠かせないものです。塩に次ぐ調味料として、中華料理で実に幅広く使われます。中国では酢の生産の歴史は3000年にもなるといわれています。2003年現在、中国における酢の年間生産量は約300万トンに上ります。
酢の生産原料はもち米、高粱、ふすま、エンバク、豌豆などです。発酵微生物としては、麹カビ、 酵母、酢酸菌などが用いられています。近年、酢の機能や栄養に関する研究が盛んになり、果物を原料にしたジュース酢や濃縮したカプセル酢が普及し、他にもソバ、ダッタンソバ、 緑豆、粟などを原料としたものもあります。
酢の発明者は杜康又は杜康の息子であるとされています。お酒を作る時に発酵し過ぎてしまい、酸っぱくなったことからお酒が酢になったということです。中国では、酢に関する記述は3000年前に遡ることができます。北朝の北魏末(紀元533年〜544年)の農業に関する著書『斉民要術」には、24種類の酢の生産方法が詳しく書かれ、既にその時代から酢の生産が盛んだったことが分かります。
酢に関する詳しい情報は是非、この時間の番組をお聞きください!
2時間目 江蘇省鎮江市の観光スポットとグルメ
鎮江市は、揚子江の南岸に位置する江蘇省南西部の市で、南京市の東にあります。2016年時点で、人口272万人、面積3843平方キロ。
古来より、南北交通路である大運河と東西交通路である揚子江が交差する場所として、北岸の揚州とともに重視されてきました。滬寧城際鉄道(上海―南京)が通り、蘇南と蘇北を結ぶ交通の中枢であり、揚子江下流の重要河港の一つです。特産として香醋 (酢)、肴肉醤菜(味噌漬けの野菜)があります。
この時間では、鎮江市の有名な観光地として、三山風景区(金山、焦山、北固山)、鎮江酢文化博物館と古代の渡し場の西津渡のほか、現地のグルメとして、3種類の長江の魚である長江三鮮(刀魚、鰣魚、河豚)料理、さらにB級グルメの鍋盖麺をご紹介します。鍋盖麺とは、鍋の蓋の麺類?詳しくはこの時間の番組で。是非、お聞き逃しないように!(まとめ:任春生)