北京
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1時間目 端午の節句あれこれ
端午の節句は春節、清明節、中秋節と並んで中国民間の四つの伝統的な祝日です。毎年旧暦の五月五日が端午の節句です。端午の節句の起源は、中国東南部沿海地域の人々が龍神を祭るとする説と、北方地域の人々が五月五日を悪月悪日とし、儀礼などを行い、悪払いをするという説があります。どちらにしても、現在、この日になると、皆が粽を食べたり、ドラゴンボートを漕いだりして端午の節句を祝います。
2008年から端午の節句は法律上の休日となり、もし土日の前後の日に当たると3連休になります。最近ではこの連休を利用して里帰りや旅行をする人もいます。更に、端午の節句は2009年に祝日として世界で初めてユネスコ(国連教育科学文化機関)の世界無形文化遺産リストに登録されました。
この時間では、端午の節句の起源と変遷、そして、この期間中に行われる伝統的な行事などをご紹介します。どうぞお聞きください。
2時間目 粽あれこれ
端午の節句を迎える前後になると、中国では粽を食べる習慣があります。粽は、最初は葦や竹など植物の葉でもち米を包むものでしたが、後にドライフルーツと肉などの具材も入れるようになりました。今では、粽を包む植物の皮、具材、粽の形などで粽を種類分けしていますが、地域によって粽は異なり、独特なものが多くあります。
この時間では、粽の起源と変遷、そして国内の代表的な地域の粽、更に東南アジアを始めとする外国の粽などをご紹介します。是非、お聞き逃しのないように!(まとめ:任春生)