北京
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2015年の『ジュラシック・ワールド』の待望の続編が今年の初夏を賑わせています。端午の節句の3連休に合わせて公開されたこともあり、わずか3日間の初動記録が7億元を突破しました。前作がたたき出した14億元超の興行記録を塗り替えるか、今後が楽しみです。
~作品紹介~
【1位】ジュラシック・ワールド/炎の王国(中国題:侏羅紀世界2)
公開日:2018年6月15日
監督:J・A・バヨナ
主演:クリス・プラット ブライス・ダラス・ハワード B・D・ウォン ジェームズ・クロムウェル テッド・レビン
『ジュラシック・パーク』シリーズの14年ぶりの新作として大ヒットを記録した2015年の『ジュラシック・ワールド』。その第2弾がこの6月15日に中国公開スタート!テーマパーク「ジュラシック・ワールド」の所在地、イスラ・ヌブラル島の崩壊から4年後、恐竜行動学のエキスパートであるオーウェンと、テーマパークの運営責任者だったクレアは、そこを襲う火山の大噴火から恐竜たちを救うべく奔走します。主人公の2人を含むメインキャストのクリス・プラットとブラウス・ダラス・ハワードが続投しましたが、監督は前作のコリン・トレボロウから、『永遠のこどもたち』や『インポッシブル』のスペイン監督、J・A・バヨナにバトンタッチ。中国公開を前に、主演のクリス・プラットとブライス・ダラス・ハワードが上海を訪問しました。日本公開は7月13日を予定しています。
【2位】 猛虫過江(A strong insect crossing the river)
公開日:2018年6月15日
監督:小瀋陽(シャオシェンヤン)
主演:小瀋陽(シャオシェンヤン)潘斌龍(パン・ビンロン) 宋芸樺(ソン・ユンファー)金士傑(ジン・シージエ) 劉樺(ロウ・ファー)
中国の人気コメディアン、小瀋陽(シャオシェンヤン)がいよいよ映画監督デビュー!初監督作品には小瀋陽本人も主演し、同じく人気コメディアンの潘斌龍(パン・ビンロン)との豪華競演を実現したこの『猛虫過江(A strong insect crossing the river)』。小瀋陽と潘斌龍演じる中国東北出身の青年2人組が巨額の遺産をめぐって、台湾のヤクザと対決することになるドタバタコメディで、劉樺(ロウ・ファー)や肖央(シャオ・ヤン)らおなじみの喜劇役者が脇を固めています。監督への初挑戦でありながら、小瀋陽は「いつかハリウッドも超える作品を作りたい」と自信を見せています。
【3位】超時空同居 (How Long Will I Love U)
公開日:2018年5月18日
監督:蘇倫(スー・ルン)
主演:雷佳音(レイ・ジャーイン) 佟麗婭(トン・リーヤー) 徐崢(シュー・ジェン)
1999年を生きる男性と、2018年を生きる女性がひょんなことから同じ部屋に住むようになったというタイムスリップ系ラブストーリー『超時空同居 (How Long Will I Love U)』が、公開1カ月後もトップ3をキープ! 馮小剛(フォン・シャオガン)監督の撮影クルーとして活動してきた女性監督、蘇倫(スー・ルン)の初長編映画で、主演は今旬な俳優、雷佳音(レイ・ジャーイン)と佟麗婭(トン・リーヤー)のほか、同作でプロデューサーを担当している徐崢(シュー・ジェン)も出演しています。
【4位】泄密者(The Leaker)
公開日:2018年6月15日
監督:邱禮濤(ハーマン・ヤウ)
出演:呉鎮宇(フランシス・ン) 張智霖(ジュリアン・ チョン) 佘詩曼(シャーメイン・ シェー)
『拆弾専家 (Shock Wave)』や『常在你左右(Accompany You)』など数々の話題作を送り出してきた香港の邱禮濤(ハーマン・ヤウ)監督の最新作は、呉鎮宇(フランシス・ン)や張智霖(ジュリアン・ チョン)、佘詩曼(シャーメイン・ シェー)など香港の人気役者を主演に迎えた『泄密者(The Leaker)』。マレーシアで発生した感染症の新薬をめぐるスキャンダルを発端に、香港警察が謎だらけの事件に巻き込まれる顛末を描いたサスペンス・アクションです。
【5位】Toilet: Ek Prem Katha(中国題:厠所英雄)
監督:シュリー・ナーラーヤン・シン
主演:アクシャイ・クマール ブーミ・ペードネーカル アヌパム・ケール ディヴイェーンドゥ・シャルマ アヌパム・ケール
インド映画の新作はトップ10をキープ。タイトルの「Toilet – Ek Prem Katha」は日本語に訳すと「トイレ:ある愛の物語」となり、映画のテーマはずばり「トイレ」。嫁ぎ先の男性の家にトイレがなく、トイレ設置のために闘うカップルと女性たちの様子をコミカルに描いたもので、想像を超えたインドの農村の現実が分かる1本ともなっています。
【6位】アベンジャーズ/インフィニティ・ ウォー(中国題:復讐者聯盟3:無限戦争)
公開日:2018年5月11日
監督:アンソニー・ルッソ ジョー・ルッソ
出演:ロバート・ダウニー・Jr. クリス・ヘムズワース マーク・ラファロ クリス・エバンス スカーレット・ヨハンソン
「アベンジャーズ」シリーズの3作目。「アイアンマン」「マイティ・ソー」「ハルク」「キャプテン・アメリカ」「ブラック・ウィドウ」など定番の人気スーパーヒーローから、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」「ドクター・ストレンジ」「スパイダーマン(ホームカミング版)」、そして「ブラックパンサー」といった新キャラクターまで、マーベルコミックのスーパーヒーローが大集結!アベンジャーズの面々が、宇宙最強の敵サノスと激しい戦いを展開するストーリーで、スーパーヒーローファンなら見逃せない1本です。
【7位】幸福馬上来(Happiness Is Coming)
公開日:2018年6月8日
監督:馮巩(フォン・ゴン) 崔俊傑(ツゥイ・ジュンジエ)
主演:馮巩(フォン・ゴン) 涂松岩(トゥー・ソンイエン) 劉昊然(リウ・ハオラン) 牛莉(ニウ・リー)
ベテランコメディアン&漫才師の馮巩(フォン・ゴン)が自ら監督と主演を務める喜劇映画が好評上映中。自身の監督作品として10年ぶりとなる今作は、様々な家庭が抱える問題を解決するために奔走する「調停事務所」に勤める人々の日々を描いた、心温まるコメディーです。馮巩(フォン・ゴン)とは長年にわたってタッグを組んできた牛莉(ニウ・リー)や巩漢林(ゴン・ハンリン)、郭冬臨(グオ・ドンリン)といった往年の喜劇役者から、岳雲鵬(ユエ・ユンパン)、賈玲(ジャー・リン)、白凱南(バイ・カイナン)など、今旬なコメディアンが勢ぞろいしています。
【8位】The Seventh Dwarf(中国題:第七個小矮人)
公開日:2018年6月15日
監督:ボリス・ アルジノヴィック ハロルド・ジッパーマン
グリム童話の名作『白雪姫』のスピンオフ作品に当たる『The Seventh Dwarf』がドイツでアニメ映画化。7人目の小人のボボを主人公に、白雪姫や王国を魔女から守るため奮起する小人たちの姿を描く冒険ストーリーです。連休中に親子連れで楽しめる1本となっています。
【9位】ブラック・ウォーター(中国題:深海越獄)
公開日:2018年6月8日
監督:パシャ・パトリーキイ
主演:ジャン=クロード・バン・ダム ドルフ・ラングレン ジョン・ポーシー アル・サピエンザ
往年のアクションスター、ジャン=クロード・バン・ダムやドルフ・ラングレンらが主演を務める新作『ブラック・ウォーター(中国題:深海越獄)』が6月8日から中国で公開中!本作はCIAの秘密施設である潜水艦に監禁された潜入捜査官(バン・ダム)とドイツ人の捜査員(ラングレン)が手を組んで「深海での脱出」に挑むスリラーアクションで、『ユニバーサル・ソルジャー』シリーズで敵対関係を演じたバン・ダムとラングレンが今回は味方同士として共闘します。日本公開は未定です。
【10位】映画ドラえもん のび太の宝島(中国題:哆啦A夢:大雄的金銀島)
公開日:2018年6月1日
監督:今井一暁
主演(吹替):水田わさび 大原めぐみ かかずゆみ 木村昴 関智一
日本で3月に封切られた「ドラえもん」長編劇場版シリーズの38作目がこの6月に3ヶ月越しの中国公開を実現。中国ファンの間では「藍胖子(青いおデブちゃん)」との可愛らしいあだ名までつけられたドラえもん、近年中国ではその劇場版も、年に1本と日本と同じペースで公開されています。
(ミン・イヒョウ、謙)