北京
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「和して同ぜず書画展」2018西安の開幕式に参加した来賓たち(撮影:李成平さん)
陝西省西安市の大興善寺で21日、「『和して同ぜず書画展』2018西安」が開幕しました。この展覧会は、中央広播電視総台(チャイナメディアグループ)傘下の中国国際放送局と国家ラジオテレビ総局美術家協会の共催によるもので、陝西漢唐文化創意研究院からのサポートを得て実施されています。会期は6日間で、中国、日本、朝鮮、韓国、モンゴルの芸術家たちの手による書道、絵画、篆刻などの作品150余点が出展されています。
21日午前に行われた開幕式には、中国、日本、モンゴル3カ国の芸術家たちをはじめ、中国共産党陝西省委員会統一戦線部、陝西省人民政府外事弁公室、陝西省文化庁、陝西省文化ラジオテレビ局、陝西省宗教事務局、陝西省海外聨誼会、陝西省仏教協会、陝西漢唐文化創意研究院、陝西省美術館、陝西師範大学、西安美術学院、ニューメディアのプラットフォームである「更長安」などから200人余りが出席しました。
今回の書画展のテーマは「仏教文化の伝承」と「『一帯一路』構想」です。西安はかつてのシルクロードの出発点であり、世界の経済と文化の中心地でした。大興善寺は唐の時代の密教の総本山で、その文化は今でも日本や韓国などの国々に大きな影響力を与えています。
作品を出展した子供たちを紹介する、モンゴル出身の画家・ガントグス女史(撮影:黒子さん)
交流会に参加した芸術家ら(撮影:李成平さん)
今年は、中日平和友好条約締結40周年を迎える節目の年です。日本からは、芸術家の小林芙蓉女史と中央広播電視総台日本リスナーズクラブのメンバーが、書画展と交流活動に参加しました。
開幕式の前日にあたる20日の午後には、中国、日本、モンゴルの芸術家たちが一堂に会して交流の時間を持ちました。これについて、モンゴル出身の画家であるガントグス女史は「活動の中で、『友情』と『楽しさ』を収穫することができた」と心情を語ってくれました。
交流会で揮毫した作品に押印する日本の芸術家・小林芙蓉女史(撮影:縦梅さん)
「和して同ぜず書画展」2018西安の会場の様子(撮影:李成平さん)
「和して同ぜず書画展」は、2013年にスタートし、毎年、定期的に北京や地方、北東アジア各国を巡回し、芸術作品を展示するとともに、文化交流活動を進めてきました。これまでに、日本の東京、大阪、京都や、モンゴルではウランバートルなどを回ってきました。
作品を鑑賞する来賓ら(撮影:黒子さん)
今年は、4月に日本の東京都美術館で実施され、今回の西安展の後は、8月に北京展、11月に韓国・ソウル展がそれぞれ実施される予定です。(藍、謙)