北京
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23/19
上海協力機構(SCO)メンバー国首脳理事会(SCO青島サミット)は10日閉幕しました。今回の会議はSCOのメンバーが拡大してから行われた初めてのサミットです。習近平国家主席は数回にわたり重要な談話を行い、外国や海外機構、国際社会から高く評価されています。
世界銀行東アジア太平洋地域担当のクワ副頭取は「習主席は談話の中で『上海精神』に何度も言及した。これは、国の指導と経済発展、人々の暮らしを結び付けた、ウィンウィンを意図していると考える。大切なのは、勝者がすべてを勝ち取るゼロサムゲームではないということだ。交渉さえすれば、ウィンウィンは実現できる」と述べました。
駐中国のルキアンセフ・ロシア公使は「パートナーと協力して共通の目標を実現させる、こうした共通の理念の基盤は、SCOメンバー国間の相互理解や『上海精神』にある」と述べました。
フィリピンのカエタノ外相は「家族のように隣人と付き合っていけば、自らのためになると固く信じている。隣国に利益をもたらすだけでなく、周辺地域全体に有利なことである」と述べました。
習主席が打ち出したSCO運命共同体構築の理念について、モハメッド国連副事務総長は「この理念は、習主席の長期的視野を表し、中国だけでなく、世界に着眼しているものだ。地域と世界の繁栄の面で中国は重要なリーダーである。平和で団結した、包容性のある世界を構築すべきで、発展の道において誰も取り残されるべきではない。この面で、世界は今こそ中国のリーダーシップを必要としている」と述べました。(Mou、星)