北京
PM2.577
23/19
習近平国家主席は10日、青島で、イランのロウハニ大統領と会談し、「イラン核合意は多国的主義の重要な成果であり、中東の平和と安定や国際的な核拡散防止体制の維持につながり、確実に実行すべきだ」と述べました。
習主席は会談で、「中国とイランの関係は更なる発展のポテンシャルに恵まれ、両国の全面的戦略パートナーシップを安定かつ長期的に発展させるため、イランと共に努力していきたい」と述べました。その上で、「双方は政治的関係を深めて戦略的相互信頼を増進させ、各レベルの往来を密にしながら、互いの核心的利益に及ぶ関心事における相互理解、相互支持を強めていく。『一帯一路』を中心に実務協力を拡大し、テロ取締を重点として法執行の安全や協力を推し進めていく。そして両国の友好促進を目標として、文化交流を深めていく」との期待を寄せました。
さらに、「中国は一貫して、平和的手段で国際的な紛争や問題を解決すると主張しており、イランと共に、多国間の枠組みでの協力を強め、新たな国際関係の構築を進めていきたい」と示しました。
これに対してロウハニ大統領は、上海協力機構(SCO)青島サミットの成功に祝賀の意を表した後、中国との全面的戦略パートナーシップの順調な進展に喜びを示し、各分野での実務協力や、「一帯一路」の共同建設に関する協定の実施を両国で進めていきたいと伝えました。さらに、「現在、イラン核合意の存続は大きな試練に晒されており、中国を含む国際社会が問題の適切な対応に積極的な役割を果たしてほしい」と述べました。(Lin、森)