6月8日　金曜日

　1時間目 中国特産巡り、「茶外茶」

　中国では、茶葉を使わないお茶もあります。これは茶外茶、保健茶、薬茶、養生茶などとも呼ばれています。つまり、茶樹以外の植物の花や葉っぱ、果実を原料とするものです。

　中国には、たくさんの茶外茶があります。そのほとんどは体にいいとされる健康茶で、単独で飲むもの、複数の種類をブレンドして飲むもの、お茶とブレンドして飲むものがあります。また、飲み方も様々です。いずれも味を楽しむというよりは、健康のために飲用するものが多いのが特徴です。

　先週の中国特産巡りの番組では、ローズティーや菊茶を事例として紹介しましたが、今週の番組では、更に、多くの植物の花、葉っぱや果実を原料とする茶外茶に注目します。八宝茶、杜仲茶、人参茶、苦丁茶、金銀花茶、雪茶、柿葉茶、虫糞茶をご紹介します。

　八宝茶は、干葡萄、菊の花、クコの実、ナツメ、朝鮮人参、羅漢果、竜眼などをブレンドした健康茶です。八宝は「たくさん」という意味で、かならずしも八種類というわけではありません。また、組み合わせに決まりはなく、松の実、陳皮、白ゴマ、杏、サンザシ、百合の根など、体に良いものなら、なんでもブレンドし、製作者によって八宝茶の中身は異なります。

　2時間目　山東省平邑県の観光スポットとグルメ

　臨沂市は、山東省の東南部にあり、江蘇省の連雲港市に接しています。平邑県は、臨沂市の最西端に位置します。面積は1822平方キロ、人口は106万人（2017年）。

　この時間の番組では、平邑県の蒙山観光地、天宇自然博物館という観光地のほか、現地のグルメとして、光棍鶏、煎餅、王氏熟梨をご紹介します。是非、お聞きください。（まとめ：任春生）