北京
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1時間目 中国特産巡り「花茶」
中国茶は発酵の有無、発酵度によって一般的に6つのタイプに分類されます。しかし、実はこれ以外にも7つ目のお茶があります、名前は「花茶」です。これは緑茶や紅茶などのお茶に花の香りなどを吸わせた着香茶です。
茶樹の育たない中国北部で、普段からよく飲まれているお茶です。その昔、交通手段が整備されていなかった時代、質のよい緑茶が手に入れづらかったことから、花の香りをつけることを考案したと言われています。
花茶は茶葉に花の香りを移したものと花だけを使うものの2種類に分けられます。1種類目の花茶の代表は、茉莉花茶(ジャスミン茶)。ジャスミン茶は、緑茶やウーロン茶などの茶葉に花の香りをつけたお茶です。2種類目の花だけのものは、菊花茶やローズティーなどが代表で、蕾の形態の花を乾燥させて、そのままお湯を注いで飲むか、ほかのお茶とブレンドして飲みます。
花茶は、今から900年ほど前の南宋の時代に福建省で始まりました。開きかけた蓮の花に茶葉を詰めて香りを移したのが、最初の花茶とされています。その後、西方からジャスミンの花が輸入・移植され、清の時代になると、上流階級の女性と芸術家の間で大流行しました。
2時間目 山東省平陰県の観光スポットとグルメ
平陰県は、山東省の省都・済南市の西南部にあり、省都からおよそ60キロ離れています。面積は827平方キロ、人口は37万4千人(2015年)。
この時間では、平陰県の玫瑰翠屏山、洪範池(泉)、玫瑰湖湿地という観光スポットのほか、現地のグルメとして、玫瑰梨丸子、聖井牛肉、そして、特産の玫瑰醤と阿胶をご紹介します。是非、お聞きください。(まとめ:任春生)