北京
PM2.577
23/19
こんにちは、日本人スタッフの森です。5月下旬に入り、北京は気温が30度を超える日が多くなってきました。こちらは梅雨がないので、これから向こう3か月ほど紫外線の強い日々が続きます。その暑さの中、5月27日に市内で10kmマラソン大会に出場しました。
こちら、スタート地点です。この大会は北京マラソンのような大規模なものではありませんが、中国陸連とスポーツ関連メディアの主催によるもので、日系の会社も含め様々な企業や団体が協賛し、のぼりを立てています。
まずはレース会場となった、オリンピック公園を簡単にご紹介しましょう。この公園はその名の通り2008年北京五輪の年に有料施設として開園し、その後ほどなく一般開放されました。
こちらは園内に掲示された地図です。中央を横切る道路は環状5号線で、ここを挟んで南北のエリアに分かれ、ともに約5kmの周回コースがあります。ランニングコースとしては北京随一であり、今日の大会はこの南北を合わせた10kmのコースで行われました。
ここは週末を中心に大勢の市民ランナーが練習に訪れます。この日のレース前も、いつものように一般の市民ランナーや散策を楽しむ人たちがいました。
正門である南門の広場の奥にはこのような広大な草地が広がり、奥には池もあります。景色が非常にいい所が市民ランナーに好まれる大きな理由の一つでしょう。
一方、公園南門の外側には、
5本の塔からなる展望台「オリンピック・タワー」があります。ちなみにこの塔、地元では“大钉子”(巨大な釘)と呼ばれています。そしてこの写真やや右側に、真っすぐ南に延びるプロムナードがあります。
南北に一直線に伸びるこのラインは「北京中軸線」と呼ばれており、この道の延長線上に天安門広場があります。そして、この写真には写っていませんが、向かって左にオリンピックスタジアム「鳥の巣」、右に競泳会場があります。
さて、レースの方ですが、日差しの強くなり始めた7時30分にスタートしました。このコースはやや起伏があり、暑さと坂に苦しみましたが、無事に走り切りました。
ゴールを前に力走する選手たち。女性ランナーも懸命に頑張っています。
私のゴールタイムは46分12秒で、去年の秋に出走した同じシリーズの大会を約1分上回りました。
成績表は大会のホームページからダウンロードできます。上記の「分段时间」(スプリットタイム)から分かるように、後半にかなりペースアップしました。
写真では分かりませんが、ランシャツは汗びっしょりになりました。走歴およそ25年、間もなく50歳を迎えますが、今後は一段と節制して、自分に挑戦し続けるつもりです。(森 雅継)