北京
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23/19
欧州連合(EU)駐在の張明大使は23日、ブリュッセルで「『一帯一路』の推進で欧州の一体化や団結力が高まる」と示しました。
EUの中国政府代表部とヨーロッパビジネスサミット(EBS)の共同主催による、『一帯一路』に関する中国と欧州の対話会がこの日、エグモン宮で開かれました。張大使は基調演説を行い、「『一帯一路』構想と欧州の発展戦略との結びつきが進んでおり、インフラ建設、物流、港、Eコマース、金融提携事業が順調に進んでいる。過去1年間、両者を結ぶ貨物列車は3673本運行され、ヨーロッパの13カ国、36都市に達しており、過去6年の合計を上回った」と説明しました。
また張大使は、「発展を目指す『一帯一路』は、グローバル経済の発展に確実な協力の基礎を与え、グローバル提携の確定性や粘着力を強めている。『一帯一路』は、平和促進、発展、安定を目指すもので、欧州のバランスのとれた発展に役立つ。『一帯一路』は、欧州の統合プロセスを妨げることはなく、促進するものだ」と強調しました。
一方で、欧州議会のディミトリス・パパディモーリス副議長は「『一帯一路』はEUや中国にプラスとなるほか、参加するすべての国に役に立つ。EUと中国は、共通のルールに従い、友好的に協力するであろう。第3国での事業の参加、『一帯一路』とEUの相互連携措置におけるシナジー効果、そしてその連携の中で模索していくことなどが今後の協力内容である」と示しました。(殷、森)